本番の緊張、人前での緊張、「あがり症」~緊張を味方につけるために

本番で緊張しやすい、あがりやすい、ということに悩んでおられる方が多くいらっしゃいます。 緊張したり、あがったりするのは、その場が、その人にとって大事な場だからこそですよね。 お客さんがたくさん来る本番、大事な人、尊敬する人が見に来る舞台…。 あるいは就職活動での面接や、教育実習等の場面も、緊張すると思います。 「ふだんから緊張する」という方も多くいらっしゃるかもしれません。「体の動きの気づきのワーク」(セミスパインなど)をぜひ続けてみてください。体への気づきが増し、体がだんだん自由になってくるのにともなって、緊張しやすい体質が少しづつ変わってくるでしょう。 「ふだんは本番と違って緊張しない」と自分では思っている場合でも、気づかないまま、体を固めながら演奏その他のことをやっているかもしれません。そのような体を固めながら物事を行う習慣がほぐれてくると、本番で精神的に緊張したときでも体が自由に動くようになってきます。 緊張したり、あがったりするのは、その機会をあなたがそれだけ大事だと考えているからこそです。 ですから、そのテンションをアドレナリン...
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本番に思いがけないことが起こったとき…

この動画を見てみてください。 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団と、ピアニストのマリア・ジョアン・ピリスが、モーツァルトのコンチェルトを演奏している映像の一部です。(指揮者の後日の話が間に差し挿まれています)。 この映像は、ピアニストのマリア・ジョアン・ピリスが、コンサート(公開リハーサル?)に間違った曲を準備してきていたことに、オーケストラの演奏がはじまってから気づき、頭を抱えながら「譜面を置いてきてしまった」と指揮者に訴えるのだけど、指揮者は「去年弾いたじゃないか」と言って曲を止めない。 それでマリアジョアンは、うなだれながら弾き始めるのだけど、弾くうちに思い出してきて、数小節経つと確信を持ってオーケストラと一緒に音楽を奏でるようになっています。 このあと、最後まですばらしく弾いたそうです。 こんな思いがけないことが起こるとショックを受けるけれど、そこからこんなふうに自分を立て直すことができる。 最初は、「あーなんてこと!!」という表情だけど、そこから時間が経つにつれ彼女は一瞬一瞬変化して、一瞬一瞬、「今にいる」自分をと...
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手指の故障、ジストニア、腱鞘炎に対処する (1) – アレクサンダー・テクニーク的視点より

手指の故障、腱鞘炎、ジストニアに悩んでおられる方が、とくに音楽家の方に多くいらっしゃいます。 指が思うように動かなくなったり、思わない方向に動いてしまったり…。 「ジストニア」で検索すると、読んでいて辛くなるような、症状についての話が多く出てきますが、原因や解決法は、医学的にもよくわかっていないと言われているようです。なので、ここでは医学的なことはいったん置いておいて、「手のしびれ」「手の痛み」「指が思うように動かなくなったり、思わない方向に動いてしまったりして、演奏や日常生活に困っている」というようなときの対処についてアレクサンダー・テクニーク的に、考えてみたいと思います。 私が見たところ、ジストニアになる人、手を使いすぎて故障させてしまう人ような人は、非常に真面目で努力家で、目的意識を持って練習を継続することができる人に多いように思われます。そのような努力ができるという能力はもちろんすばらしいことですし、その努力によって今まで成し遂げてきたことも数多くあったことでしょう。それが悪いわけではありません。ただ、手の痛みが治らなくなったり、ジストニアになりかけていることに気...
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音楽大学の授業でやってることを箇条書きにしてみました(2019版)

音楽大学で「音楽家のための心身論」という名前で週一回の授業を受け持つようになって4年目がもうすぐ終わります。ひとりひとり観られる人数がよいので定員20名にさせてもらっているのですが、毎学期、嬉しいことに希望者が多く、抽選で選ばれた、ピアノ、指揮、声楽、管楽器など専攻の4年生の学生さん方に教えています。週1回14回の授業なので、徐々に生徒さんのなかで経験が深まって変化していく様子が見て取れて、私もやりがいがあります。 「演奏のときに、手や指のことは考えても、それ以外の体のことを考えたことがなかった」と言う学生さんも多くいるので、体に意識を向けることの、演奏への影響を実感できるということだけでも大きな意味があるようです。 音大生なので、みなさん演奏は基本的に上手。 でも、ひとりひとりが、さらに自分のからだとこころに対する信頼感を、自分の核にもつことで、持てる才能をさらに生き生きと伸ばしていったり、また壁にあたったときにも耐えて乗り越えていける知恵を持って、今後の人生につなげていっていただけたらと思うのです。 授業は、学生ひとりひとりの今の課題や気づきを聞きながら、進めて...
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練習量が増えてくると腕の痛みが出てくるというギタリストの方

練習量が増えてくると腕の痛みが出てくるというギタリスト&ギター教師の方。 姿勢もなんだか、前にお会いしたときより猫背に…。 アレクサンダー・テクニークをはじめて、姿勢に気をつけるようになったとのことだが、姿勢の気をつけ方が、細かく部分的になっていて、「全体」という意識が薄くなってしまっていたようだった。 自分全部で弾く そこに戻ることが、やはり大切。 人間は機械でないので、姿勢や動きの細かいところまで、意識でコントロールする必要はないのだ。(コントロールするつもりになってると、カクカクと、動きが機械みたいになってきたりするので興味深い)。 そういうことは、体がやってくれる、神経システムがやってくれる。 ギターを弾くということは、指だけの仕事ではなく、胴体も関わっているし、胴体は呼吸して動いている、固定させることはない。 気づかないうちに固定させていたことに気づいたら、動いていいんだな、ということを思い出す。意識が変わると体が変わる。 レッスンは、その人の今の課題がどこにあるかを観て、気づいてもっと楽だったり自由になったりする可能性にひらいて...
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