本番の緊張、人前での緊張、「あがり症」~緊張を味方につけるために

本番で緊張しやすい、あがりやすい、ということに悩んでおられる方が多くいらっしゃいます。 緊張したり、あがったりするのは、その場が、その人にとって大事な場だからこそですよね。 お客さんがたくさん来る本番、大事な人、尊敬する人が見に来る舞台…。 あるいは就職活動での面接や、教育実習等の場面も、緊張すると思います。 「ふだんから緊張する」という方も多くいらっしゃるかもしれません。「体の動きの気づきのワーク」(セミスパインなど)をぜひ続けてみてください。体への気づきが増し、体がだんだん自由になってくるのにともなって、緊張しやすい体質が少しづつ変わってくるでしょう。 「ふだんは本番と違って緊張しない」と自分では思っている場合でも、気づかないまま、体を固めながら演奏その他のことをやっているかもしれません。そのような体を固めながら物事を行う習慣がほぐれてくると、本番で精神的...
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セミスパイン=アレクサンダー・テクニーク的「建設的な休息」

セミスパインの概要 「セミスパイン(semi supine )」「コンストラクティブ・レスト(constructive rest )」とも呼ばれる、アレクサンダー・テクニーク的「建設的な休息」の方法を紹介します。 仰向けに寝て、ひざを立てて休む というだけの、シンプルな方法ですが、 眠るときでだけでなく、目覚めていながら、重力に支えられて休む時間をとることで、疲れやストレスをリセットして、痛みにつながりそうな癖もリセットして、新たに生き生きと動く助けになります。 ・仕事が終わった後や、リモートワークの仕事の合間に ・楽器の練習の前や、練習の合間、終わった後に ・緊張するようなイベントがあるとき、家を出る前に ・一日が終わった後、寝る前に一日の疲れをリセットして、よい眠りに入りやすくなるために ・いろいろなことを考えすぎているとき ...
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脱力について

「アレクサンダー・テクニークの本には、意外に『脱力』ということは書かれていないんですね」と、生徒さんに言われました。「なぜなんでしょう?」と。 たしかにそのとおりで、アレクサンダー・テクニークでは「脱力しましょう」とは言わないんです。 結果として、力がうまく抜けることはよくあります。 でもそれはあくまで結果なのです。 「脱力が大事」と言われると、 「脱力しなくちゃ」と思い、そうすると、ますます力が抜けなくなってしまう。 そういう経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか? 脱力が大事でないと言いたいわけではありません。 たしかに、偉大な音楽家が演奏するとき、よけいな力が全然入っていないように見えて驚くことがあります。 そういうふうになれたらいいのになぁ、と思いますよね。 でも、 脱力を「しよう」とすると、往々にしてうまくいかないのです。 よく...
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首の自由さを思い出す

緊張しているとき、気づかずに首を固めているということがよくあります。 たとえば、手や指がうまく動かないというようなときも、首の緊張から来ていることがよくあります。首には頭と、体の末端をつなげている神経がたくさん通っているからです。 また精神面で緊張したときにも、首が硬くなっていたことに、あとから気づくことも多いのではないでしょうか。 逆に、首をゆるめることができると、いろいろなことが変わってきます。 しかしながら、ゆるめようと努力したらゆるむ、というものでもないですね。 ここでのポイントは、首を「ゆるめよう」とするかわりに、頭=頭蓋骨の動きのほうを見てみることです。頭の立体全体を意識して、頭と首が出会うところがどこかな? と観てみつつ、ゆっくり、スローモーションのようにゆっくり動かしてみてください。 ゆっくり動かすことで、ふだん固めているところが動き出してき...
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まわりの環境のなかで、自分が今ここにいるー水平と垂直ー「歩く」こと、「話す」こと

【歩く】 「歩く」ときには、前に進みます。 足を前へと送り出そうとします。 でもそれだけではなく、 それと同時に、足は一歩一歩、地面に着地している、ということがあります。 一歩一歩、足が地面に着地すると、地面から受けた刺激が、からだのなかの神経を伝わって、脊髄をとおって、頭まで届いています。 一歩一歩、歩くたびに、垂直方向に刺激が伝わっているのです。 歩くとき、前に送り出すほうの足を意識すると、 「歩くとは一歩一歩脚を上げること」 と思うかもしれません。 でも、着地しているほうの足を意識すると、 「歩くとは、一歩一歩、着地すること」になります。 片足が着地したとき、宙に浮いたもう一方の足は、自然と前に行っています。 着地しているほうの足は、 足だけで着地しているわけではありません。 頭と胴体が、足の上に居るからこそ着地できています。 そのとき重力とか...
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