石井ゆりこのアレクサンダー・テクニークのワークショップを西宮で5月にやって以来、11月に第二弾を行います。
5月には、はじめての方からアレクサンダー・テクニーク教師の方まで、いろいろな方々が混ざりあったクラスになって、そのなかでアレクサンダー・テクニークのエッセンスが、その人その人のなかで深まっていく様子を感じ、また、私自身のなかでもさらに深まるものがあり、とても充実感がありました。そんな会の続きを、また持つことができて感謝です。
日程などは以下のとおりです。
それぞれの日に入口として、テーマを設定しました。
テーマはそれぞれ分かれていますが、皆つながってくることでもあります。
参加者それぞれの方の興味あることをお聞きして、
日常のシチュエーションや活動に、アレクサンダー・テクニークの考え方をどう応用できるか、実践的にやってみたいと思います。
なので、どんな興味をお持ちの方でも歓迎です。
お問い合わせ、お申込みをお待ちしております。
個人レッスンは11/20(火)の午前~昼過ぎまでと、各日の夕方~夜に行います。ワークショップ案内の下をご覧ください。
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インヒビション
12/17(日)デビ・アダムス・ワークショップ「アレクサンダー・テクニークをとおして”体験”を深める」
私のアレクサンダー・テクニークの先生のひとり、デビ・アダムスさんが、今年(2017年)12月に米国ボストンから4度目になる来日をします。
アレクサンダー・テクニークは、同じ原理でも、教師によって、どこを大事にするかが違ったり、それをどう表現するかが違ったりするので、学び続けるプロセスでいろいろな先生に出会うことで、視野が広がったり学びが深まったりして、「じゃあ、それを自分はどのようにそれを自分のために生かしたいのだろう?」と考えるためのヒントが増えます。
今回、紹介するデビさんも、とても勉強家で、(アレクサンダーさんの本を読み込んでいるという意味でも、ほかのジャンルについても)生徒の持ってくるどんな質問にも真剣に答えてくれるお勧めの先生のひとりです。
そして個人的にも、デビや、デビの先生のトミーの考え方、教え方はとてもしっくりくるのです。
ワークショップいくつかと、個人レッスンを企画します。
12/17は、アレクサンダー・テクニークの基本的な原理である「抑制(インヒビション/inhibition)」の可能性について、デビさんと一緒に具体的な体験をとおして探究していきます。
私...
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デビ・アダムスさんのワークが終わって-1 ”reference point”
ボストンのアレクサンダー・テクニーク教師デビ・アダムスさんの2度目の来日の後、3週間が経ちました。
今回も、学ぶことが多かったです。
アレクサンダー・テクニークを学ぶときには、いつもそうなのですが、
新しいことを学ぶというより、本質的なところに立ち戻る、ということが起こった、と感じます。
それは長年、学び、教え続けていても大事なことで、逆に、慣れてくることによって、知らずについてしまう癖がある。それを見直したり、手放したりするきっかけが、ときどき必要だと感じます。
デビが帰国した後、感想をシェアしようと思っていたのですが、4日間のワークのなかに、考えるネタがいろいろありすぎて、なかなかできませんでした。
でも書けるところから、何回かに分けて書いてみたいと思います。
デビさんは、"reference point"(レファレンス・ポイント)という言葉を紹介してくれました。
この言葉はFMアレクサンダーの直接の弟子のひとり、フランク・ピアス・ジョーンズがよく使っていた言葉だそうです。
以下は、デビさんの言葉そのものではありませんが、ワークでの自分やほかの人の体験...
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2016年1月デビ・アダムスとのアレクサンダー・テクニーク・ワークショップと、個人レッスン
来年の年明けに、ボストンのアレクサンダー・テクニーク教師、デビ・アダムス(Debi Adams)さんが再び来日します。
デビは、私が2001年から12年間、ほぼ毎年訪ねていたボストンのアレクサンダー・テクニークの学校の先生です。
学校のディレクターのトミー・トンプソンが、精神的支柱として、アレクサンダー・テクニークの哲学を教えてくれる存在だとすると、デビは、それを具体的にわかりやすく、それぞれの人の毎日の生活や行動に落とし込む手助けをしてくれる存在でした。
彼女はピアニストでもあります。そして、2013年にボストン音楽院に新設されたアレクサンダー・テクニーク・トレーニング・コースのディレクターです。彼女はピアニストでもあります。そして、2013年にボストン音楽院に新設されたアレクサンダー・テクニーク・トレーニング・コースのディレクターです。ピアニストだけでなく、クラシックだけでもなく、多くのミュージシャンと、またミュージシャン以外の人々とレッスンを続けていて、生徒の望みに寄り添いつつ、言葉と繊細なハンズオンで助けてくれます。
FMアレクサンダーの本をはじめとしたアレクサンダー・...
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テーブルワークは、やめていくプロセス。
レッスンやワークショップなどでいただいた、アレクサンダー・テクニークの原理やその他にかんする質問に、答えていくコーナーの続きです。
Q テーブルワークをやってもらうととても楽になります。また、立って腕を動かしてもらうだけでも、とても楽になります。なぜなのでしょうか? 正しい位置に来てるからかな、と思うのですが、その正しい位置が、自分ではわかりません。
テーブルワークは、そのような、「やめていく」というプロセスを体験するために行う、といえます。私たちは、ただ立っているときでさえも、緊張がゆるまないまま立っていることがあります。
自分を支えようとするときに、体を固めることによって支える癖がついてしまっているのですね。
床やテーブル(台)の上に寝た姿勢だと、自分を支えようとするときの癖が出にくいので、緊張からゆるんでいきやすいのです。
アレクサンダー・テクニークのレッスンでは、動きを使ってやるワークも多いですが、そんななかで寝た姿勢でワークをやるのは、そのためです。
立って緊張をゆるめようとすると、ゆるめようとして自分を下向きに押し下げてしまうことが、よく...
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