あがり症~「練習と本番と違ってしまう」~だからこそふだんの何気ないところから見直してみよう

(音楽家の方の話をもとに書いていますが、音楽家以外のパフォーマンスをする方や、人前で話をするときなどにもぜひ応用してみてください)。 音楽家などの方から、コンサート、あるいはオーディションなどの本番であがってしまって普段どおりに演奏できない、と相談されることがよくあります。「ふだんはそんなことは起こらないのに、手がふるえたり、動かなくなったりする」と。 そんなときどうしたらいいか? 本番のそのときに対処できるアイデアも、ありますが、やはりその前に根本的には、「ふだん」のことを見直すことが大事なんです。 「ふだんは問題なく弾ける」と言われる、それは本当だと思うのだけれど、実はふだんも、問題とは言えない程度だけど、ちょっとした無理が起こっていたりする。でも、それに気づかなかったり、気づいたとしても「この程度ならまあ大丈夫だろう」と、そこは無視してそのまま練習を続けてきたかもしれません。でも、ふだんなら問題がないその人の癖や傾向が、本番になってアドレナリンが出てきたときに、もっと強調されて現われてくる。そしてそれが、パフォーマンスを邪魔することになってしまうのです。 そ...
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本番の緊張、人前での緊張、「あがり症」~緊張を味方につけるために

本番で緊張しやすい、あがりやすい、ということに悩んでおられる方が多くいらっしゃいます。 緊張したり、あがったりするのは、その場が、その人にとって大事な場だからこそですよね。 お客さんがたくさん来る本番、大事な人、尊敬する人が見に来る舞台…。 あるいは就職活動での面接や、教育実習等の場面も、緊張すると思います。 解説 ワーク 「ふだんから緊張する」という方も多くいらっしゃるかもしれません。「体の動きの気づきのワーク」(セミスパインなど)をぜひ続けてみてください。体への気づきが増し、体がだんだん自由になってくるのにともなって、緊張しやすい体質が少しづつ変わってくるでしょう。 「ふだんは本番と違って緊張しない」と自分では思っている場合でも、気づかないまま、体を固めながら演奏その他のことをやっているかもしれません。そのような体を固めながら物事を行う習慣がほぐれてくると、本番で精神的に緊張したときでも体が自由に動くようになってきます。 緊張したり、あがったりするのは、その機会をあなたがそれだけ大事だと考えているからこそです。 ...
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「オーディエンスをお誘いする」って?(人前に立つときの緊張や、あがりについて)

教師になる前私は、人前で歌ったり演奏したりすることについて、アレクサンダー・テクニークのレッスンでよく見てもらっていたのですが、 歌をとおしたアレクサンダー・テクニークのレッスンのなかで、 人前に立ったとき「オーディエンスをお誘いするようにしましょう」 と、いつも言われる先生がいました。 私はそれがずっと、よくわからなかったのです。 でも、きのう、音大のクラスで教えていたとき、学生とやりとりしながら、あ、そうか、と、腑に落ちたことがありました。 その学生も、人前で歌うときに緊張してしまうことに悩んでいて、 「人の視線が刺さるようです」なんて表現されていました。 それで、 部屋にいる人たちを見るとき、 目で見ているのではなくて、頭の後ろで見ていることを思い出してみましょう? 頭の後ろ(=視覚野)にただ情報が入ってきている、 それに対して、ただ受け取るだけで、何もしなくてよいのです… 私は、そんなことを学生さんに言うのと同時に、 同時に、これから歌おうとしている歌の世界も、あなたは見ている。 情景とか、歌にこめたい想いとか、そういうものを見ている。 それも、視覚野でやってい...
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報告:声を出すこととアレクサンダー・テクニーク講座

きのうは、声を出すこととアレクサンダー・テクニークのワークショップでした。 9名の方がいらしてくださいました。歌を歌う方や、話すときの声について興味がある方などです。 歌は、いろんなジャンルの歌を歌っている方々が集まりました。 声楽、合唱、ミュージカル、ポピュラーの弾き語り、、 声の出し方はさまざまです。 発声について、あえて意識しない歌い方もありますね。 どれもそれぞれ、よさがある。 でもここでは、専門的に学ばれている方も、そうでない方も、声楽やボイストレーニング以前のところ、 自分の体全体を邪魔しないで声を出す、ということを、 ゆっくり動くことや、私が触れることや、ふだんと意識のしかたをちょっと変えることをとおして、見つけていきました。 そして、ひとりひとりが持ってこられた歌を歌い、本を読んでいただきました。 2時間半で9人、全員、歌ったり人前で話したりしていただけるかな、 本当は一日かけてやる内容だったかも?と、ちょっと心配したのですが、ちょうど時間内に全員やっていただけました。 「グループワークは、ほかの参加者が目の前でみるみる変わっていくのを見られるのでとても楽しい...
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1月7日(土)音楽のある暮らしに生かすアレクサンダーテクニーク(デビ・アダムスを迎えて)

人前で演奏するときの緊張、初見演奏、練習のコツ――どのあたりに関心をお持ちでも、アレクサンダーテクニークの基本原理を、自分にあてはめて活用することができます。 デビは演奏家として仕事のあらゆる面にアレクサンダーテクニークを活用しています。 アレクサンダー氏の発見に根ざした「インヒビション(抑制)」と「ディレクション(方向性)」について、デビは新鮮な視点を持っており、さらに、そこにテンセグリティや神経生理学などのもっと最近の概念も取り入れています。 参加者はご自分の楽器や疑問・質問を是非お持ちください。 ピアノのある部屋で行う予定です。 あがり症について― 正真正銘のあがり症も、もっと程度の軽い緊張も、人前で演奏するときの緊張体験がどんなものであれ、 アレクサンダーテクニークはそうした演奏体験が楽しさや喜びの体験に変わる可能性を提供します。 緊張や不安の症状を自分がどう解釈するかによって、いかにぎこちない道を転げ落ちてしまえるか、 また同じ症状を新たな視点でとらえることで、心の奥底では可能だと知っているような演奏体験へ いかに変容していけるかについて見ていきます。 ●講師紹介 デビ・...
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