趣味でギターの練習をしています。
生徒さんのなかにはプロや、プロと同じくらい上手な音楽家の方もたくさんいらっしゃるので言うのがちょっと恥ずかしいですが…。
ギターで押さえにくいコードを押さえようとするとき、体をギュッと固めてしまうことがあります。なんとなく前のめりになりつつ…。
それに気がついたら、体を起こして、体のスペースを確保して、再び押さえます…。難しいところこそ、もっと体をゆったり使って弾けないか、チャレンジしています。
手の力も入りすぎていることを、ギターの先生が指摘してくれました。
指の力いっぱいを使って弦を押し付ける必要はない。
弦がフレットに届くまで動かせばいいだけ。
そのためにどれだけ少ない力で済むか、試してごらん…
少ない力のほうがずっときれいな音が出るでしょう? と。
たしかに、少ない力で押さえているときのほうが、音の響きがよくなるのです。
(私はアレクサンダー・テクニークを教えているので、そのことについてはわかっているつもりなのですが、でも実際に何かやろうとすると、やはり思わずギュッとしています。わかったからといってできる...
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緊張と脱力
「コ2マガジン」に取材していただきました。「緊張体質」というテーマ。追記:レッスン風景の動画を含む後半がアップされました
メルマガから抜粋して載せています。
■コ2マガジンに取材していただきました。追記:後半がアップされました
「カラダとココロはひとつ」というアイデアを応援するオンラインマガジン、「コ2マガジン」に、
アレクサンダー・テクニークのレッスンについて3月に取材していただいたものが、
「緊張体質がなおらない」という人のために、アレクサンダー・テクニークの考え方の基本を伝える、
という記事になりました。
その後半がアップされました。
「からだの不必要な緊張を取り除く」という言い方を、私も以前はしていたと思うのですが、最近は、緊張しすぎで困っているという悩みに対処するときにも、そういう言い方をあまりしなくなっています。
そんなことを、ライターの半澤さんとやりとりしながら気づきました。
そんなことが記事に現れています。
そして後半は、レッスン風景のビデオつきです。
テーブルワーク、立つ、座る、歩くというレッスンの動画をはじめて撮っていただきました。
よかったら、見てみてください。
https://www.ko2.tokyo/archives/8565
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人の顔が見られなくてもいい(続:人前に立つときの緊張や、あがりについて)
きのうの投稿(「オーディエンスをお誘いする」って?)にも関連して…
人前で話したり、パフォーマンスをしたりするとき
「人の顔が見られない」と言う人は少なくないですね。
私もそうでした。
で、「人の顔が見られない」「でも見なくちゃ」
と思うと、「ああ、でも見られない」「でも見なくちゃ…」と、ループにはまってしまうのです。
ループしているうちにますます顔が赤くなってきたりして…。
実はあるときから私は
「人の顔を見なくてもいい」と決めたのです。
見ようとすることで圧倒されてしまうなら、べつに見なくていいと。
ただ、人が居ることには気づいていようと。
(というか、忘れたくても忘れないんですが…)
実は、見ようとすることも大変だけど、見ないようにすることも大変なのです。
圧倒されたくないからといって、人を視線に入らないようにするのは、後ろを向くか、目をつぶる以外にはむずかしい。
(でも実は昔、R.E.Mというロックバンドのコンサートに行ったとき、最後の曲でシンガーのマイケル・スタイプが後ろを向いて観客に背を向けて歌ってくれたことがあり、その歌はすばらしかったです。後ろを向いて歌って...
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「オーディエンスをお誘いする」って?(人前に立つときの緊張や、あがりについて)
教師になる前私は、人前で歌ったり演奏したりすることについて、アレクサンダー・テクニークのレッスンでよく見てもらっていたのですが、
歌をとおしたアレクサンダー・テクニークのレッスンのなかで、
人前に立ったとき「オーディエンスをお誘いするようにしましょう」
と、いつも言われる先生がいました。
私はそれがずっと、よくわからなかったのです。
でも、きのう、音大のクラスで教えていたとき、学生とやりとりしながら、あ、そうか、と、腑に落ちたことがありました。
その学生も、人前で歌うときに緊張してしまうことに悩んでいて、
「人の視線が刺さるようです」なんて表現されていました。
それで、
部屋にいる人たちを見るとき、
目で見ているのではなくて、頭の後ろで見ていることを思い出してみましょう?
頭の後ろ(=視覚野)にただ情報が入ってきている、
それに対して、ただ受け取るだけで、何もしなくてよいのです…
私は、そんなことを学生さんに言うのと同時に、
同時に、これから歌おうとしている歌の世界も、あなたは見ている。
情景とか、歌にこめたい想いとか、そういうものを見ている。
それも、視覚野でやってい...
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報告:声を出すこととアレクサンダー・テクニーク講座
きのうは、声を出すこととアレクサンダー・テクニークのワークショップでした。
9名の方がいらしてくださいました。歌を歌う方や、話すときの声について興味がある方などです。
歌は、いろんなジャンルの歌を歌っている方々が集まりました。
声楽、合唱、ミュージカル、ポピュラーの弾き語り、、
声の出し方はさまざまです。
発声について、あえて意識しない歌い方もありますね。
どれもそれぞれ、よさがある。
でもここでは、専門的に学ばれている方も、そうでない方も、声楽やボイストレーニング以前のところ、
自分の体全体を邪魔しないで声を出す、ということを、
ゆっくり動くことや、私が触れることや、ふだんと意識のしかたをちょっと変えることをとおして、見つけていきました。
そして、ひとりひとりが持ってこられた歌を歌い、本を読んでいただきました。
2時間半で9人、全員、歌ったり人前で話したりしていただけるかな、
本当は一日かけてやる内容だったかも?と、ちょっと心配したのですが、ちょうど時間内に全員やっていただけました。
「グループワークは、ほかの参加者が目の前でみるみる変わっていくのを見られるのでとても楽しい...
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