何もしない手

先日、某アレクサンダー・テクニークの教師養成コースで一日クラスをやる機会をいただきました。 どんなことをやるか、いろいろ考えてみましたが、手を使ってお互いにワークすることを中心にやることにしました。 「手を使ってのワーク」を、教師養成コースでどのように学ぶかについては、世界各地にあるアレクサンダー・テクニークの学校でも、学校ごとに違いがあります。最初の1年は全然それをやらせてもらえない、自分の面倒を自分で見られるようになってはじめて、手を使って人にハンズ・オンさせてもらえるようになる、というアレクサンダー・テクニークの学校も少なくないらしいです。 それぞれの方針に意味があって、よさがあると思いますが、今回は、私自身が学んできてよかったやり方でやってみることにしました。(「好きなようにレッスンしていただいていい」と責任者の方に言われていたので)。 私自身が最初に学んだ京都のコースも、後になって学んだボストンのコースも両方、比較的最初のころからお互いに手を使ってワークしていました。 京都のコースではそれでも、一年生は最初の数ヶ月はワークを受ける側にまわることが多かったですが、ボスト...
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からだの反応、感情的な反応

前回、 「何か『やろう』と思ったときに、すぐにやらないで、自分のどこが反応するか、それに気づきを向けてみる」 「すぐに行動しないで、『やろう』と思ったあとに、間をおいてみる。」 ということを書きました。 アレクサンダー・テクニークでの言葉でいう抑制(inhibition/インヒビション)です。 その補足なのですが、 このときの気づきが、物理的な意味での体の反応だけに向いていると、限界があることがあります。 「気づくのだけれど、どうにもできない、変えられない」というふうになりがちです。 そのとき、注意を広げてみると、体の反応と一緒に、感情的な反応もセットになって一緒に起こっていることに気づくでしょう。 逆に、感情のほうに先に気づく人もいると思います。 人によって、体の反応のほうに先に気づきやすい人と、感情的な反応のほうに先に気づきやすい人とに分かれるかもしれません。 そこで、体の反応に先に気づいた人はそれにともなう感情を観察してみてください。 感情的な反応に先に気づいた人はそれにともなう体の動きを観察してみてください。 感情的な反応でいえば、たとえば、 「怖い」とか 「人...
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座ったり立ったりするレッスンは、なんのためにするのですか?

今日は、アレクサンダー・テクニークのレッスンでよくやる 「座る/立つ」のレッスンについて書こうと思って書き始めたのですが、書き始めてみたら、自分で練習するときのことや、抑制(インヒビション)の話になってきました。最後に再び「座る/立つ」の話に戻っています。 レッスンを受けていない人にはわかりにくい話も、一部ちょっとだけ、あるかもしれません。m(__)m Q 「この座り方がいい座り方なのですか?」 この座り方もいい座り方のひとつだとは思うけれど、これだけが唯一、正しいわけではありません。 ただ、この座り方を構成している要素は、参考になるかもしれません。 この座り方のどんな要素が役に立ちそうか、考えてみてください。 Q 「これを家で練習すればいいですか?」 とくに座ったり立ったりするのを練習しなくてもいいです。 もし練習するとしても、エクササイズのようには、やらないでください。 動きの練習としてではなく、気づきの練習として、やってください。 「さあ、座ろう」と思ったときに、どこが、まず動きたくなるか? 「さあ、座ろう」と思ったときに、自分のどこが反応するか、 それに気づき...
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