「抑制」の瞬間は、聖なる”間”ートミー・トンプソンが伝えてくれたこと

きのうは、私の先生のトミー・トンプソン(ジェイミーと同じ、ボストンに住む先生です)の、オンラインクラスがありました。

トミーさん自身の人生のエピソードをいろいろ話してくれながら、次のような言葉を伝えてくれました。

・teaching(教えるということ)は、教師と生徒との「あいだ」で起きること。
教える内容のなかに真実があるのではない。あいだで起こることのなかに、真実がある。

・「抑制」の瞬間は、聖なる”間”
そこで、自分の内にある神秘に敬意を払う
孤立した生き方を超えて、かかわりの中で生きていることに、敬意を払う

・私は、やっていることがよりよくできることだけに興味があるわけではない。
自分が誰なのか、自分がどんな存在であり得るのか、その探求に、興味がある。
だからこそ、私は「抑制」を「定義の保留」と、とらえなおした。

ーーー

アレクサンダー・テクニークをどのようなものとしてとらえるかは、人によって少しずつ違うと思います。
ワークの仕方、伝え方も、教師によって少しずつ違います。
私はいろいろな先生たちに学んだ後、2000年にトミーに出会って、トミーの見ているような世界を私も見ていきたいと思い、
彼のところでしばらく学ぶことにしたのでした。
そのエッセンスを、思い出すことができた時間でした。
私も私なりに、深めていって、まだまだ言葉足らずではありますが、一緒にみなさんと実践を通してみなさんとシェアしていきたいなとあらためて思います。

投稿者プロフィール

石井 ゆりこ
石井 ゆりこ
ATI認定アレクサンダー・テクニーク教師(教師歴26年)
国立音楽大学非常勤講師。20歳でアレクサンダー・テクニークに出会い、1600時間の養成課程を経て1999年に認定取得。その後米国ボストンのAlexander Technique Center at Cambridgeで学ぶ。野口整体、プロセス思考心理学などにも関心を持ち、学びを深めながら、「自分の心身全体を自分のものとして取り戻す」アレクサンダー・テクニークのレッスン/講座を指導している。
【主な著書】
『演奏がもっとラクになるアレクサンダー・テクニーク実践のヒント48』(ヤマハ)
『無駄な力がぬけてラクになる介護術』(誠文堂新光社)など。
▶ 詳しいプロフィールはこちら