きのうは「自立していることと助けること~アレクサンダー・テクニークを使って」というお題でワークショップをしました。
きのう来られたのは、ご家族のサポートを日常的にしている方や、仕事で子どもとかかわる方などでしたが、まずはご本人たちの体の痛み(ひざの痛みや腰の痛み)の話からはじまりました。
-目次-
・痛みが起こらない自分の使い方/重力とのつきあい方
・人を介助したり、サポートしたりする
・「抑制(inhibition)」と信頼
痛みが起こらない自分の使い方/重力とのつきあい方
それで、痛みは自分の使い方から来ているのかもしれない、
ということで、痛くなりがちな動きをみんなでやってみました。
・高いところのものを下におろす
・寝ているところから起き上がる
・正座になる、正座から立ち上がる
そのとき、重力とのつきあい方の話になって、
ニュートン力学だと、積み上げられた物のように重さの負担が上から下へとかかっていると考える
けれど、人間という有機体の場合、必ずしもそういうふうではない、という話をしました。
上に向かって解放されてもいくし、あらゆる方向...
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腰痛
腰痛とアレクサンダー・テクニーク
暑いと思っていたら、急に冷える日があったりして、だんだん、秋になってきますね。
みなさんお元気でしょうか?
この季節の変わり目に、風邪をひいたり、腰痛やぎっくり腰などになった方もおられるようです。そういう私自身も、風邪をひきました。
風邪をひいたりすることは、デトックスになるし、新しい季節への準備を体がしてくれているのだと思います。なので、風邪や、体を壊すことを敵視しないで、いつもより少し時間をかけて自分をいたわるチャンスだと思うとよいのではないかな、と思っています。
さて腰痛やぎっくり腰には、アレクサンダー・テクニークを生かすことができるのではないかと思います。
とは言っても、本当に一番、痛いときには、寝ているしかなかったり、あるいは、アレクサンダー・テクニーク以外の施術やセラピーや東洋医学などのほうが、より早く効果が得られるかもしれません。(人や状況によって相性があるでしょう)。
ただ、アレクサンダー・テクニークは腰痛やぎっくり腰が再発しにくいための予防になるのと、また、腰痛やぎっくり腰が起きてしまった後のリハビリに役に立つと思います。
たとえばぎっくり腰...
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