「腕の力を抜く」 (1)(続 力を抜くことのむずかしさと方向性)

前回、「力を抜く」ことのむずかしさと「力を抜く」について、主に胴体の話からしてきました。 胴体を、力を抜こうとして下向きに押し下げるのをやめて、上向きに広がっていく(「ぶらあがる」)ことを思うと、呼吸もしやすくなるし、手足も動かしやすくなる、という話でした。 今日は、「腕の力を抜く」ということについても、書いておこうと思います。 腕についても、ダランと下向きにぶらさがるのがよい、と、よく言われたりしますが、これについても、もう少していねいに見てみる必要があると思います。 腕をぶらさげようとして、押し下げて、重くしてしまっていないか、ということです。 たしかに、不必要に腕を持ち上げた状態で固めて使っている場合もあるので、それに気づいたら、やめる必要があります。でもだからといって、押し下げすぎるのにも注意が必要です。 これには腕の構造を見てみると、役に立つかもしれません。  (以下の説明は言葉だけではわかりにくいかもしれません。後日、絵をのせようと思いますが、言葉が苦手な人は、すみません、理解できなくても気にせず、流し読みしてください)。 腕を骨格と...
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「力を抜く」ことのむずかしさと、「方向性」

 力を抜くことについて、以前、書いて、すぐに続きを書くつもりが、時間が経ってしまってすみません。 「力を抜く」ことが大事なことだ、と、最近よく言われるようになりました。 たしかにそうなのですが、「力を抜こうと思っても、なかなか抜けないんです」と、言われる方が多いです。 「力を抜く」って、けっこう難しいことだと、私も思います。 「力を抜こう」としている人がよくやっていることに、力を抜こうとして体を押しさげてしまっている、ということがあります。 肩を下に押し下げてしまっていて、その結果、肩の下にある肋骨や、肺を狭めてしまっていたり、お腹を縮めてしまってことが、よくあるのです。 そうすると、呼吸がしにくくなってしまいます。 声を出そうとするときや、息を吐こうとするとき、管楽器を演奏しようとするとき、「力を抜こう」として、よけいに肺を圧迫してしまっているケースは、意外と多いのです。 たしかに肩があがってしまっていては、よくないというのはそのとおりなのですが、上がらないように、下げていては、それもまた、逆効果です。 肩は、上げずに、かといって、下...
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ギタリストの生徒さんのアレクサンダー・テクニーク・レッスン/必要な力と不必要な力

きのうはジャズギタリストの生徒さんのアレクサンダー・テクニーク・レッスンがありました。今日で10回目のレッスンです。 テーブルワーク(寝た姿勢のワーク)、座る立つのワークなどの後、実際的なワークの時間で、今日は、「速いカッティングに手がうまくついていかない」という課題について見てみました。 今まで、座る姿勢でどう体を使うかということや、腕全体をどう意識して、どう使うかということは、すでにやってきていて、ずいぶん楽に弾けるようになったとのことですが、早いリズムになると、うまくいかないようです。 そこで、 ・腕の自由さを保ちつつ、ピックをとおして指が弦を動かす感触を意識してみる ・ダウンストロークのときは、ひじから先~親指のつながりを意識してみる (腕全体の動きの自由さを見たときは、ひじの外側を意識しましたが、今度はひじの内側です。) というのをやってみました。 そうすると、より力強いピッキングができ、早く動かしてもリズムが乱れません。 生徒さんは、 「今までのレッスンのなかで、力を入れちゃいけない、ということを意識しすぎていたけど、そうじゃないんですね」 と、言われました。 そうで...
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