「アレクサンダー・テクニーク」カテゴリーアーカイブ

10/28(日),29(月)新潟県上越市でのアレクサンダー・テクニーク「動くことのなかにある、存在の質」「見ること、見られること、見えてくること」

10/28(日),10/29(月)
一年ぶりに新潟県上越市でアレクサンダー・テクニーク・ワークショップ&レッスンを行います。
ひさしぶりの方も、はじめましての方にも、お会いできることを楽しみにしています。

2日間、午前中はワークショップ、午後には個人レッスンを行います。

各日のテーマを設定しましたが、そのテーマを入口として、入っていった先には、ほかのさまざまなことと、全体像とのつながりが見えてくるようにしたいと思います。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

10月28日(日)ワークショップ 動くことのなかにある、存在の質
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

立つ、歩くなどのシンプルな動き、
力仕事、楽器の演奏、人と関わる、など、少し複雑な動き、
習慣化している動き、
慣れなくてどきどきするような動きや、うまくできない動き、
体を痛めそうな動き…
好きな動き、気持ちよい動き…

みなさんが、ふだんやっている、いろいろな動き
それらを、実際どんなふうにやっているか、
アレクサンダー・テクニークの考え方を使って
新鮮な興味を持って見てみると…

「こんなもんだ」と思いこんでいた以上に
楽にできたり、なめらかにできたり、
その動きをとおして、自分の存在の充足感を感じることができるかもしれません。

動きのなかでのbeing(存在のしかた)の質が変わるのを、味わってみましょう。
最近よく言われている、マインドフルネスということにもつながることだと思います。

そして、「休む」ということについてもやりたいと思います。
上手に休めるようになると、動くことも上手になります。

やってみたいことや、そのために使いたい道具がある方はお持ちください。

ーーー

10月29日(月)ワークショップ
見ること、見られること、見えてくることと体全体
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「見る」というのは、外の空間と、自分のなかの空間をつなげる作業であり、
そして体のなかでは、眼球と脳をつなげている動きでもあります。
それを見直すことは、自分の体の奥行き、立体感をとらえなおす助けになります。

このワークショップでは、

・PCの仕事やデスクワーク
・人と会う、人と話す
・楽譜を見る、オーディエンスを見る、共演者を見る
・絵を描く、細かい作業をする
・歩く、走る、踊る、など、空間のなかで動く

など、ふだん、意識的に、あるいは無意識にやっている、いろいろな「見る」と、体全体の使い方のかかわりを探究してみたいと思います。

見ることによって、緊張しやすいという方、見ることで疲れやすい方、見ることをもっと楽しみたい方、そして、ご自分の体と心について見直したい方はどなたでも、どうぞいらしてください。

使ってみたい道具がある方はお持ちください。

ーーー
どちらの日も、アレクサンダーテクニーク教師として私は、
動きを見ていくことと合わせて
「何もしない手」で、その人全体に触れてその人についていき、
やりすぎを、やめていくプロセスと、それによって現れる

ひとりひとりの、あるがままの完全さ、を、サポートします。

そして、それによって、それぞれの人が自分について気づきが得られることをサポートします。
その気づきを、ふだんの生活に持ち帰っていただけたらなと思っています。
ふだんの生活で意識できることについてもお話したいと思います。

定員8名とさせていただき、ゆったり、私がひとりひとり観て、またお互いで学びあう時間にしたいと思います。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日 時:2018年10月28日(日)10:00~13:00
        10月29日(月)10:00~13:00
場 所:上越市内
 
参加費:1日参加6500円 2日参加12000円
 
定 員:1日8名(先着順)
 
講 師:石井ゆり子
 
申込み・お問合せ
以下にメールで、1)お名前、2)お電話番号、3)参加希望日、4)参加動機をご連絡ください。
yuriko@littlesounds.com(石井ゆりこ)
kabocha_soba@ezweb.ne.jp (水野真紀子)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
 
アレクサンダー・テクニーク・個人レッスン
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
個人的な問題にじっくりワークしたい方、
また、痛みがある方や、リラックスに特にお勧めなのは、”何もしない手”のハンズオンを使った、ライダウンのワーク(テーブルワーク)を含めたレッスンです。
楽器演奏への応用のレッスンなども可能です。会場にはピアノもあります。
 
日 時 
10月28日(日) 15:00、15:45、16:30、17:15 

10月29日(月) 15:00、15:45、16:30、17:15

料 金:40分6500円
(ワークショップに参加される方は割引:6000円)

講 師:石井ゆり子
 

申込み・お問合せ:

以下にメールで、1)お名前、2)お電話番号、3)参加希望日(28日、29日どちらでも可能な場合は、その旨お知らせください)、4)参加動機 をご連絡ください。
yuriko@littlesounds.com(石井ゆりこ)
kabocha_soba@ezweb.ne.jp (水野真紀子)
 
 
 
【講師:石井ゆりこについて】

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

photo by Xie Okajima
自信のない大学生だったときにアレクサンダー・テクニークに出会い、自分のために6年ほど学ぶ。その後4年間1600時間のトレーニングを修了、1999年に教師認定(ATI)。2000人以上の方々に教えてきました。
音楽家、看護職・対人援助職の方、肩こりや腰痛、頭痛、不眠、対人緊張などに悩む方などをサポートしてきました。
生徒さんと言葉と言葉以外のダイアログで、じっくり気づきと変化に寄り添っていくのが持ち味。このワークのシンプルさと奥深さ、何にでも応用できる柔軟さに魅せられています。
アレクサンダー・テクニークlittlesounds主催
国立音楽大学非常勤講師。
石井ゆりこは東京と神奈川では週3日づつアレクサンダー・テクニーク個人レッスンを行っています。
レッスン・スケジュールとお申し込みはこちらです。

東京での講座→◎ 9/29(土)「手を使うことと体全体」アレクサンダー・テクニーク講座はこちら
Share Button

10月25日(木)デビ・アダムスさん関西ワンデイワークショップ「レファレンス・ポイント」

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◎ 10月25日(木)デビ・アダムスさん関西ワンデイワークショップ
「レファレンス・ポイント」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

【デビ・アダムス(Debi Adams)さんについて】

デビ・アダムスさんは、私が京都KAPPAのアレクサンダー・テクニークのトレーニングコースを卒業した後、毎年勉強に行っていたボストンの学校の先生です。
トミー・トンプソンがディレクターの学校ですが、デビさんはそこで20年以上、トミーのアシスタントをしてきました。
学校の哲学的支柱のトミーの教え方がときどき抽象的になりすぎてしまうようなときに、デビはアシスタントとして、生徒ひとりひとりの声を聞き、ひとりひとりの日常での実践に落とし込む手助けをしてくれました。

同時に、ボストン音楽院のなかでアレクサンダー・テクニークのクラスを受け持っていて、それが評価されて2012年からは、音楽院のなかで、アレクサンダー・テクニークのトレーニングコースがはじまり、そのディレクターになりました。今は新しいアレクサンダー教師たちを輩出しています。

私が最初にお会いしたときは頼りになるお姉さんみたいなアシスタント・ティーチャーだった方が、今やトレーニングコースのディレクターになって感慨深いです。とても情熱的だけど押し付けがなく、生徒のやりたいことを尊重してくれるデビのあり方が好きです。

デビはピアニストで、手の故障がきっかけでアレクサンダー・テクニークを学びはじめたそうです。最初はブルース・ファートマンの学校で学んでいて、引っ越しをきっかけにトミー・トンプソンのところに移ってそこで卒業しました。

FMアレクサンダーの本も、ぼろぼろになるまで読み込んでいる人で、アーティストであるのと同時に、考えることや研究することを続け、実践と感性と考えをつなげてきた人。

デビは2015年の初来日から毎年、冬に来日して

くれていたのですが、今年は10月にATIのAGMのために来日するため、2019年の来日はたぶんできないのです。ただ、AGMにあわせて今年10月25日(木)、関西でワンデイワークショップをやっていただくことになりました。AGMのなかで今年はデビさんのワークショップはないそうなので、今年日本で唯一の貴重な機会は、定員8名のワークショップです。

【「レファレンス・ポイント」について】

デビさんが教えてくれた考えのなかで、役に立ったことのひとつが
「レファレンス・ポイント」
です。日本語に訳すと「参照地点」。それだけでは意味がわからないと思いますが、デビはそれを、重量感のある木の棒を持たせて説明してくれました。

立って、ゆっくりとデビさんに木の棒を渡されて持ち、もう一度デビさんがその棒を受け取る。受け取り終わったら、あら不思議、自分の立ち方、というか立っている感覚が変わっているのです。

この実験によってデビさんは、

「人は、何か参照できる点(レファレンスポイント)によって、自分がここにいるということを、よりクリアに認識できる」ということを説明してくれました。

人は自分のなかだけで完結しているわけではない、地面との関係があり、空間との関係があり、かかわる物との関係があり、やろうとしていることがあり、かかわる人がいる、、それとの関係性をみていくことがアレクサンダー・テクニークだと。(説明の言葉は、ゆりこの言葉に翻訳してしまっているかも…)

「刺激に対する自分の反応をみていく」というアレクサンダー・テクニークの原理が、デビさんの説明によって、とっても生き生きとしたものとして感じられたのでした。

そして、アレクサンダーのティーチング、ハンズオンは、「生徒にとってのレファレンスポイントになる」ということだと。
それによって、その人が「自分が今ここにいること、今ここに、どう、居るか」が、よりわかるようになるためだと。
そうしたら、その人に必要な変化が自然と起こってくる。

なるほど、確かにそうだ!と、経験を振り返って私は思ったのでした。

ティーチングにも役に立つし、楽器演奏とか、そのほかいろいろのアクティビティにも役に立つこの考えを、あらためてデビさんに、体験的・実践的に紹介してもらいたいと思います。

少人数なので、ワークショップのなかで、個人的な課題についての質問など大いに歓迎です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
デビ・アダムスさん関西ワンデイワークショップ
「レファレンス・ポイント」
日 時: 10月25日(木)10:30~17:00
場 所:阪急線の苦楽園口駅から徒歩10分の個人宅。
お申し込み後、詳細をお送りします。
講 師:Debi Adams (通訳つき)
定 員:8名 (先着順)
通 訳:松代尚子・(石井ゆりこ)
参加費:事前振込。お申し込み後、振込先をお知らせします。
早割料金(9月25日まで):16000円
9月26日以降のお申し込み:19000円

■キャンセルポリシー
以下のようにキャンセル料金を申し受けます。
・10月18日までのキャンセル:2000円
・10月18日~10月24日までのキャンセル:参加費の半額
・当日は参加費の100%

お申し込み、お問い合わせ: yuriko@littlesounds.com まで
1) お名前 2) お電話番号 3) 参加動機をお知らせください。

みなさんと一緒に学べるのを楽しみにしております。

※ 11月18日~21日には関西で私(石井ゆりこ)のワークショップをする予定です。そちらも、もしよろしかったらどうぞ!

Share Button

9月29日アレクサンダー・テクニーク講座「手を使うことと体全体」

人間は手を使う生き物です。
触れる、持つ、持ちあげる、抱える、細かいところをコントロールする…
手を使っていろいろなことをやっています。

このワークショップでは、
手を使うときに、体全体/自分全体をどう使っているかを見直し、
手を使うときに「”手”だけ」にならずに、自分全体として手を使う、ということをやってみたいと思います。

アレクサンダー・テクニークは、からだや心の緊張しすぎをやめるためのワークと言われることがありますが、
からだの一部を緊張させたり、固めたりしないですむようになるためには、
「体全体」「自分全体」という視点を持つことが大事です。
そのことと、手の先の意識とのつながり、
自分のなかの、部分と全体のつながりを、見てみましょう。

たとえば弦楽器を演奏する方は、「自分全体として手を使う」を意識することで、弓の動きをコントロールしやすくなったり、音がよくなったり、リズムがよくなったり、大きい音や小さい音が出しやすくなったりします。
また、「自分全体」を意識できるようになると、心理的な緊張も起こりにくくなるのです。

具体的にどう意識したら、なにが変わるか変わらないか、実際にやってみましょう。

意識したことのなかったところの、存在に気づいたり、
「意識しているつもりで見落としがちなところ」が見えてきたりするかもしれません。
それによって、思いがけない変化があるかも?

・楽器を演奏する
・重いものを持ちあげる
・料理をする
・絵を描く
・PC作業
・赤ちゃんを抱っこする
・細かい作業をする
・人に触れる

みなさんが興味をもたれた、幅広くいろいろな、「手を使う」を入口に、アレクサンダー・テクニークを使って体全体をどう使えるか、学び合う場にしたいと思います。

手を使うことが多い方、手、肩、首、腰などに傷みが起こりやすい方、もっと上手に手を使いたい方、etc、どなたでも歓迎です。

ふだん気になっていることなどを、そして必要なら道具や楽器をお持ちよりください。

参考までに:春にやったこのテーマの講座の報告はこちら 「楽器の音が変わる/楽器の重さが変わる」

——————————————————-
2018年9月15日(土)
10:00~12:30
場 所:東京都文京区
………お申し込みの後、ご案内をお送りします。
参加費 5500円
定員 8名
講 師:石井ゆり子
お申し込み、お問い合わせ:一番下にあるフォームにご記入ください。
——————————————————–

【講師について:石井ゆりこ】

photo by Xie Okajima


19歳のときにアレクサンダー・テクニークに出会い、自分のために6年ほど学んだ後、4年間のトレーニングを受ける。卒業後18年間、2000人以上の方々に教えてきました。
このワークのシンプルさと奥深さ、何にでも応用できる柔軟さに魅せられています。
国立音楽大学非常勤講師。
著書『無駄な力がぬけてラクになる介護術』『演奏者のための はじめてのアレクサンダー・テクニーク』

■石井ゆりこのアレクサンダー・テクニークのレッスンは東京都文京区と、神奈川の湘南で、随時、受け付けています。レッスンのスケジュールはこちらをご覧ください。

お申し込みフォーム

【お名前】

【ふりがな】

【お住いの地域】

【お電話番号】

【メールアドレス】

【年齢】

【参加希望ワークショップ】
日時:

ワークショップのタイトル:

【ワークショップについて、どこで知りましたか?】

【参加するにあたって、特に興味があることなど、ご自由にご記入ください。】

 

 

Share Button

アレクサンダー・テクニーク・ブログ カテゴリ一覧

Share Button

続:姿勢についてのアレクサンダー・テクニーク的考え方(作業中、演奏中の姿勢について)

先月書いた、「姿勢」をよくすることについての(私にとっての)アレクサンダー・テクニーク的考え方の続きです。

先月の話をまとめると
よい姿勢、本来無理がないもの
そして、よい姿勢は、動きのなかにあるもの

そして、デスクワークや、作業中の姿勢、楽器を演奏しているときの姿勢についてまた書きたいというところで終わっていたので、続きを書こうと思います。

「よい姿勢」というと、イコール「まっすぐ」をイメージしている人が多いかもしれません。
私は、そうとは限らないと思うのです。

たとえば机の前に座ってペンでものを書くとき、
「まっすぐ座ろう」ということを意識して座り、
それからペンを持って紙に向かうと、
「ペンを紙に向かわせる」動きと、「座っている」という動きが一致していない、べつべつのものになってしまっていることがあります。
そうすると、「書く」動きを、手だけでやることになってしまいやすいのです。

手だけで「書く」ことをやると、手によけいな力が入りやすく、力が入っているわりにはその力が対象のペンと紙まで届かなくて、力強い文字が書きづらくなったりすることがあるのです。そして、そういうときは、肩などが痛くなったりしやすいのです。

手だけで書く代わりに、体全体が書くことに参加する。
それを意図してみると、どうでしょうか?

足が地面に着いていて、上体は、手を紙に持っていくのに必要なだけ、骨盤から少しだけ傾斜することができます。そのとき、顔だけとか、胸から先だけ前傾するのではなく、骨盤から前傾することを意識してみると、どうでしょう。そして骨盤は、後ろだけでなく前まであるので、骨盤の前も含めて意識してみましょう。(文字だけで説明するのはちょっとわかりにくいかもしれませんが…。)

まあ細かいことはともかく、「体全体が書くことに参加する」、それが、書くことのための、いい姿勢。私はそう思っています。

楽器を演奏するのであれば、「体全体が楽器を弾くことに参加する」
そういう観点で、姿勢や動きを見直してみてはいかがでしょうか?

そしてそのときの角度は、上に書いたように「手を紙に持っていくのに必要なだけ」。

「何をやろうとしているか」によって、姿勢は決まってきます。

自分が何をやろうとしているかが明確だと、それに体が反応してくれて、必要な動きが起こり、結果、姿勢も決まってくるのです。

案外、「字を書く」というようなシンプルなことであっても、いざとなると、自分が何をしようとしているのかを忘れて、無自覚なままの癖に入っていることがあります。

(ちなみに癖が悪いと言っているわけではありません。癖になっていることでよいこともたくさんある。ただ、改善したい何かがあるとき、どう癖を見直したらよいかという話です)。

それを改善したいときには、形として姿勢をとらえて自分を型にはめるのではなく、もう一度、自分が何をしようとしているか意識的になって観察してみる。そうすると、自ずと見えてくると思います。
少しスローダウンして、ゆっくりやってみるのもいいです。

↑石井ゆりこのアレクサンダー・テクニークのレッスンでも、上記のような観察のプロセスをサポートすることをやっています。興味のある方はどうぞいらしてください。

アレクサンダー・テクニークlittlesoundsでは、東京と神奈川で週3日づつ個人レッスンを行っています。
レッスン・スケジュールとお申し込みはこちらです。

Share Button

「やりすぎを、やめていく」という言葉では、伝えきれていないことがあったのかもしれません。

 

「『やりすぎていることを少なくしていかないといけない』という考えに、ずっと抵抗があったんです」。

と言われた生徒さんがいました。
まだまだ、やらなきゃ、と思う気持ちをおさえられないと。

お話を聞いていて思ったのですが、
今まで私がアレクサンダー・テクニークの説明のなかでよく言っていた「やりすぎを、やめていく」という言葉では、伝えきれていないことがあったのかもしれません。
言葉にしてそれを伝えてくださったその方に限らず、そこらへんのところに抵抗を感じていらっしゃった人は、もしかすると少なくないのかも、と、思い至りました。

アレクサンダー・テクニークで言う
「やりすぎを、やめていく」というのは、断捨離とは違います。
(断捨離について誤解があったらごめんなさい。その場合はご教授願います)。

今まで大事にしてきたものごとへのこだわりを手放さないといけない、というわけではない。

今まで大事にしてきたことを、やり続けてかまわない。
練習が必要なら、練習し続けてかまわない。

ただ、練習するときの「自分の使い方の質」を見直すと、
同じことをやるのに、より少ない力でできる場合がある、ということなのです。

たとえば、立ってトランペットを吹く人が、
ただ「立つ」というときに、脚の力ですごく踏ん張っていた、
それが日常なので普通だと思っていたけれど、
踏ん張らないでも立っていられることに気づければ、
余力が生まれる。

トランペットを持ちあげて口まで持っていくときに、
その「楽器をかまえるまでの動作」で、必要以上に力を使っているということもあるかもしれない。
かまえるまでの動きを、より少ない力でできれば、その後、吹くときに余力が生まれる。

そこに余力が生まれることで、大きい音や小さい音、高い音や低い音がもっと出しやすくなったり、より表現豊かに吹いたりできるようになる。

そして身体に余裕があれば、緊張するような場面になっても、適切に対応することができるようになる。
自分の緊張を感じながらでも、緊張をアドレナリンとして使って、演奏ができるようになる。

そんなようなことを、アレクサンダー・テクニークのレッスンではやっています。

からだのデザインにそって効率的に、自分の体を使うということ。
それによってもっと余力が生まれ、新しい状況にもっと適応できるようになる。

「効率的」という言葉もまた、難しい言葉かもしれません。
言いたいのは、単に無駄を省くということでもない。
何が無駄かということは、そのとき、その人の状況によるし、
一見、無駄に見えることが大事な意味を持っていることもある。
本人が感じて、自分が、そのあり方を今、選びたいかどうか…そこがポイントです。

何かをやっている(doing)とき、自分がどのようなあり方(being)でいるか、それを知るということが出発点です。

思いっきり力を使うことが、やりたいことなのだったら、それは、もちろんかまわない。
でも、力を使うことが(たとえば筋力に頼りすぎることが)、逆にやりたいことをやるためのブレーキになっている場合もある。そこを見極めるということです。

アレクサンダー・テクニークlittlesoundsでは、東京と神奈川で週3日づつ個人レッスンを行っています。お気軽にお問い合わせください。
レッスン・スケジュールとお申し込みはこちらです。
Share Button

9/2(日)「見ること」「見えてくること」と、体の奥行き:アレクサンダー・テクニーク講座

まだ生徒としてアレクサンダー・テクニークのレッスンを受ける専門だったとき、レッスンが終わると、帰り道の木々の色合いとか、景色がよく見えるようになって不思議で、でも嬉しくなったことが、よくありました。とくに見るということについてやったわけでもないのに、不思議だな、と思っていたのです。

そして今、私のアレクサンダー・テクニークのレッスンには、さまざまな課題を持った方々が来られるのですが、最近、「見ること」「見えてくること」と、体の奥行きについての話になることが多いのです。
これを意識に含めると、心身の統一に役に立つことが多いので。

・PCの仕事やデスクワークが多く、目が疲れやすい方
・ものが見づらくなってきてお困りの方
・人と向き合うと、緊張しやすい方
・演奏家で、楽譜を見る方、楽器を見る方
・絵を描く方、細かい作業をする方
・歩く、走る、踊る、など、空間のなかで動く方

これらは一見、違うことのようにみえますが、どれも、「見ること」「見えてくること」に関連しますね。

一方で、
「からだのことに興味があるけれど、見ることについては、とくに考えたことない」

という方。実はそういう方も、どのように「見る」ということをしているか、意識しなおしてみると、体への意識のためにも役に立つのです。
体の外の空間を意識に含めることで、体の中だけを感じようとするよりも、体の中の空間を意識しやすくなるのです。

「見る」というのは、外の空間と、自分のなかの空間をつなげる作業であり、
そして体のなかでは、眼球と脳をつなげている動きでもあります。
それを見直すことは、自分の体の奥行き、立体感をとらえなおす助けになります。

このワークショップでは、上に書いたような

・PCの仕事やデスクワーク
・人と会う、人と話す
・楽譜を見る、オーディエンスを見る、共演者を見る
・絵を描く、細かい作業をする
・歩く、走る、踊る、など、空間のなかで動く

など、ふだん、意識的に、あるいは無意識にやっている、いろいろな「見る」と、体全体の使い方のかかわりを探究してみたいと思います。

使ってみたい道具がある方はお持ちください。(本、スマートフォン、パソコン、筆記用具、楽譜、画集、画材、そのほかなんでも。手ぶらでももちろんかまいません。)

——————————————————-
2018年9月2日(日)
10:00~12:30
場 所:東京都文京区
………お申し込みの後、ご案内をお送りします。
参加費 5500円
定員 8名 ←残り1名様となりました。(8/27記)
講 師:石井ゆり子
お申し込み、お問い合わせ:一番下にあるフォームにご記入ください。
——————————————————–

【講師について:石井ゆりこ】


自信のない大学生だったときにアレクサンダー・テクニークに出会い、自分のために6年ほど学んだ後、4年間のトレーニングを受け、卒業後、18年間、2000人以上の方々に教えてきました。
このワークのシンプルさと奥深さ、何にでも応用できる柔軟さに魅せられています。
国立音楽大学非常勤講師。
著書『無駄な力がぬけてラクになる介護術』『演奏者のための はじめてのアレクサンダー・テクニーク』

■石井ゆりこのアレクサンダー・テクニークのレッスンは東京都文京区と、神奈川の湘南で、随時、受け付けています。レッスンのスケジュールはこちらをご覧ください。

お申し込みフォーム

【お名前】

【ふりがな】

【お住いの地域】

【お電話番号】

【メールアドレス】

【年齢】

【参加希望ワークショップ】
日時:

ワークショップのタイトル:

【ワークショップについて、どこで知りましたか?】

【参加するにあたって、特に興味があることなど、ご自由にご記入ください。】

 

Share Button

アレクサンダー・テクニークを使った音楽大学での授業

今は夏休み中ですが、国立音楽大学で「音楽家のための心身論」という授業をやるようになって3年目になりました。
前期と後期、週1回、それぞれ計14回の授業をやっています。
「心身論」と言っても言葉で理論をしゃべるのが中心ではなく、少人数で参加型、実践中心に行っています。実践をとおして、心身に関する考え方を身につけてもらえたらと思っています。

定員20名で、学部全体の各専攻からの3、4年生の希望者から抽選された学生が対象。ピアノ、声楽、弦楽器(ヴァイオリンなど)、打楽器(ドラム、ティンパニなど)、管楽器(トランペット、フルート、トロンボーンなど)などを演奏される方々です。

椅子を円座に並べて、一方的に講師のほうを向くのではなく、
お互いの顔が見える形でまず座ってもらって授業ははじまります。
そして、講師の私が問題提起したり、簡単な動きをやってもらったりして、まずは自分の体に対して意識を持ってもらう、というところからはじめました。

illustrated by Pantaya

「心身」のことを考えるときに、まず自分の体への意識を持ってもらうことが必要だと思うので。

それから、それが自分の演奏にどうかかわってくるのかを、実際に授業のなかで演奏してもらったりしながら考察します。
さらに、本番の演奏会やコンクールなどのことを振り返って考えてもらったり、ふだんの練習の仕方を振り返ってもらったりします。

授業と授業のあいだの一週間、ふだんの練習や本番や、日常生活のなかで、授業でやったことを思い出してみてください、と伝え、次からは、授業の最初に一人ひとり、気づいたことを聞いてみるようにしました。そのときのみなさんの発言をもとに、その日の授業の内容を変えていったりしました。

でもそれだけではなく、学生が一人ひとりグループのなかで、自分が体や心と演奏の関係について気づいたことを話して、それを聞き合うということ自体が、学生のみなさんにとって意味があったようでした。
あらためてそういう時間を持つことで、ほかの人も同じ悩みを持つことがわかったり、違う楽器を演奏する人でも似たような悩みを持っていると知るのは、意味があることだと思います。専攻が違うと、個人的なことを話し合う機会が意外と少ないということもあると思います。

「悩み」というのは、早く解決すべきものというふうにとらえられがちで、それはそのとおりなのですが、だからといって「悩み」はネガティブなだけのものでもないと私は思うのです。

実践して、実践をとおしての気づきがあるからこそ「悩み」が生まれるわけで、「悩み」を自覚できるからこそ上達し、成長する可能性が見えてくるのです。この授業が、そういう意味で「悩み」に時間を取って向き合う時間になればと私は思っています。

音楽大学には、よりよい演奏ができるようになるために、各楽器の専門家の先生による個人レッスンや合奏のレッスンをはじめとして、多くの専門的なレッスンやクラスがありますが、演奏以前の心身のことを扱うクラスは、今までになかったようで、学生にとって新鮮なようです。

あとから聞いたのですが、一年生の頃からこの授業の噂を聞いて受けてみたいと思っていたという学生が、「最初は正直とまどった。何をしているのか分からなかったし、自分がやっていることは合っているのかという迷いもあった」と言っていました。ほかにも、最初、授業に対して戸惑いがあった学生がいたようです。

その学生は授業が進むうちに、「自分の体は自分のものであるということに気づいた」「自分の体なのに、こんなにも自分の体のことを分かっていなかったということに驚いた」「今まで当たり前だと思っていたことを再認識することができ、何をするべきかというのが明確になった」と思うようになったといいます。

私の授業では、姿勢に関しても、歌うときや、演奏するとき、体のどこを使えばいいのかということについても、一つの答えを提示することはありません。
情報提供として、体がどのようなデザインになっているかという話を、図解や、骨格模型を見せたりしながらすることはあります。私が体に手で触れることによって気づきを増やすサポートをする時間もあります。また、演奏をしてもらって、「このことを意識に含めてみたらどうでしょう?」と、提案することもあります。でも、それらはすべて、あくまで提案であって、最終的にどうしたらいいのか、ということについて、私が答えを言うことはありません。

大事なのは学生一人一人が自分で気づくようになることだと思っています。一人ひとりの癖や傾向は、一人ひとり違いますし、その人の状況も、やろうとしていることも、一人ひとり違います。今日のその人と、一週間後、一か月後、一年後のその人も違います。
学生さんが今後、演奏活動を続けて行ったり、社会に出て行ったりして、いろいろな刺激に向き合っていくときに、自分で気づいて、改善策を見つけていけるための基礎に、この授業が役立っていればいいなと思います。

それは学生さんだけでなく、ふだんのアレクサンダー・テクニークのレッスンでも同じように考えています。なので、「こういう場合は、こうしたらいい」ということは、なるべく言いたくないのです。(実践しやすくするために、それに近いことを言う場合もありますが、あくまで実践のための材料で、ヒントだと思ってもらえたらと思

illustrated by Pantaya

います。)

 

この大学での授業は毎週、14週続きであるので、学生にとって毎週、気づきをもって実践してみる機会になって、そうすると学生さんたちの変化や成長が、私からも見ても目覚ましく、本人たちもまたそれを実感しているようです。

変化や成長の中身は人それぞれ、腰痛や肩こりが起こりにくくなったという身体面での変化を感じた人もいれば、出したい音を出すときの体の使い方がわかってきた人、本番で緊張に対処できるようになった人、それぞれです。ほかの受講者のことも「最初に比べて自分を出すことができているようになって、雰囲気が明るくなったなあと感じる」という意見も出て、そうやってお互いに学び合う場になっていることが、何よりよかったです。

以上、アレクサンダー・テクニークをもとにした音大での「音楽家のための心身論」の授業についてでした。長くなってしまったので、さらに授業の具体的な中身についてはまた後日書きたいと思います。

註:本文のイラストは、大学の授業のテキストにもなった、著書『演奏者のためのはじめてのアレクサンダー・テクニーク』のために、Pantayaさんが描いてくださったイラストを転載させていただきました。

アレクサンダー・テクニークlittlesoundsでは、東京と神奈川で週3日づつ個人レッスンを行っています。

音大生や音大受験生、プロやアマチュアの音楽家(クラシック、ジャズ、ポピュラー、民族音楽etc)、音楽の愛好家の方々、そして音楽とは無縁の方で自分ともっと楽につきあいたい方、痛みを軽減させたいという方、など、さまざまな方がいらしています。

レッスン・スケジュールとお申し込みはこちらです。お問い合わせもお気軽にどうぞ。

Share Button

8/18(土)声を出すこととアレクサンダー・テクニーク

「自分全体で、無理なく声を出す」ことを
アレクサンダー・テクニークを使って学ぶワークショップです。

声のことを考えるとき、喉のことや、胸のあたりのことを意識する人は多いと思います。腹筋を意識する人も多いと思います。

もちろん、それらも、とても大事ですが、そこだけじゃなく、
骨盤や、足のことや、腕のことも、
声を出すときに考えてみたら、どうだろう?

自分全体で、無理なく声が出せたら、
さらに力強い声を出すのも、ずっとやりやすくなります。

また、小さな声でも届く声が出せたら…、という方にも。

喉に問題がある方も、喉に頼りすぎない声を出すために。

「いざ、人前で歌おうと思ったら…」
「いざ、人前で話そうと思ったら…」
緊張して声が出にくくなってしまうという人にもおすすめです。

意図をどんなふうに持つかということと、
体のつながりについても扱います。

新しい方も、前回からひきつづきの方も歓迎!

若いころから長いこと私は、緊張して声が出ない、
ということが、常でした。
学校でも職場でも、「声が小さくて聞こえない」ことをよく指摘され、
なんとか頑張って声を出そうとしていたけれど、
そうすると、ますます声は出なくなってしまったのです。

アレクサンダー・テクニークに出会って、
力の入れすぎを手放して、そのかわりに意図をクリアにすることを学んできて、声を出すのが楽になりました。

「声を出さなきゃ」ということに関する余分な緊張から解放されて、
人前に立つということに対する緊張に対処することもできるようになってきました。

そして、好きな歌を人前でも気持ちよく歌えるようになり、
去年は、小さいカフェではじめての弾き語りライブもやったのでした。
20代のころの自分には想像できなかったことです。


このワークショップでは、

・からだのなかから外に声となって出るまでの、空気の通り道をひらくこと~響きを生かすこと
・空気が入ってくることを、じゃましないこと
・首が自由なことと、あごが自由なこと、そして頭蓋骨
・少ない力でも声を届かせられることを体験する
・骨盤と首の自由さとの関係
・地面のサポートを受け取ること~グラウンディングと、同時に上へと解放されていくこと

というような、からだのことからはじめ、

・その人なりの、声を出すこと、歌うこと、話すことの意図を大切にすること

につなげ、ほかの誰でもない、その人ならではの、歌や、話すこと、声を出すことに、つなげてみたいと思います。

歌いたい方は歌を、話したいことは話を持ってきてください。
また、「特定の状況で話すときに困っている」というようなご相談も歓迎です。
日常会話や雑談などに生かしたい、というのも、もちろん歓迎!
とくにやりたいことが思いついていない方も、聴き手になりたい、という方も、
このテーマに興味がある方は、どなたも歓迎です。

前回のワークショップの報告はこちら

——————————————————-
2018年8月18日(土)
13:30~16:00
場 所:東京都文京区
………お申し込みの後、ご案内をお送りします。
参加費 5500円
定員 8名
講 師:石井ゆり子
お申し込み、お問い合わせ:一番下にあるフォームにご記入ください。
——————————————————–

【講師について:石井ゆりこ】

photo by Xie Okajima


自信のない大学生だったときにアレクサンダー・テクニークに出会い、自分のために6年ほど学んだ後、4年間のトレーニングを受け、卒業後、19年間、2000人以上の方々に教えてきました。
このワークのシンプルさと奥深さ、何にでも応用できる柔軟さに魅せられています。
国立音楽大学非常勤講師。
著書『無駄な力がぬけてラクになる介護術』『演奏者のための はじめてのアレクサンダー・テクニーク』

■石井ゆりこのアレクサンダー・テクニークのレッスンは東京都文京区と、神奈川の湘南で、随時、受け付けています。レッスンのスケジュールはこちらをご覧ください。

お申し込みフォーム

【お名前】

【ふりがな】

【お住いの地域】

【お電話番号】

【メールアドレス】

【年齢】

【参加希望ワークショップ】
日時:

ワークショップのタイトル:

【ワークショップについて、どこで知りましたか?】

【参加するにあたって、特に興味があることなど、ご自由にご記入ください。】

Share Button

アレクサンダー・テクニーク・レッスンのなかで教師が触れることの意味について

私はアレクサンダー・テクニークのレッスンのなかで、触れるということをよく使います。

ときどき誤解されるのですが、このときの私の手は、生徒さんを正しい位置に誘導しているわけではないのです。
そもそも現状の生徒さんのあり方がよくないとか、間違っていると思っているわけではありません。

なので生徒さん自身も、自分をジャッジして、「正しくしなくちゃ」と思う必要はありません。
今のあり方が何も悪いわけではないのです。

私がアレクサンダー・テクニーク教師として、生徒さんに触れるのは、
何かを直接的に変えるためでも、生徒さんに変えてもらうためでもなく、
生徒さん自身の気づきが増えるためのサポートとして触れています。

なので、生徒さんには、とくに何かを変えようとせず、そのままそこに居ていただいたらいいし、動いている途中なら、そのまま動き続けていただいたらよいです。

そうすると、とくに何かを変えようとしていなくても、自然と、動きの質や、存在の質が変化していきます。

このときの、動きや存在の質が自然に変化していくことに気づく敏感な方のなかには、「気とか、エネルギーを送っているんですか?」と聞かれる方もいらっしゃいます。
でも、そういうわけでもないのです。

ひとは、体全体として動いていますが、
体全体のなかで、意識しやすい部分とそうでない部分が、人によってある。
ふだん気づかない部分も、気づきに含めることで、より全体的な意識を持てるようになります。
より全体性をもって、「自分がここにいる」ということを認識できるようになる。
そのことは、動きの面でもプラスになります。
悪いところを見つけてそこを直接的によくしようとする以上に、実は動きの改善になるのです。

体の一部分だけを使って動いていると、どうしても無理な動きになってしまいます。
どこかを固めながら、どこかを無理に動かしているようなことも、人はよくあります。
そういうことが、気づきを全体的にすることによって、改善され、
動きの改善が、痛みの解消につながることはよくあります。

つまり、その人の状態や動きをよりよくするために、かならずしも、今何が悪いかとか、どういう位置に自分を持っていけばいいかなどを知らなくてもよいのです。
むしろ、そういう固定観念を持たないほうが、体を固めずに済むし、
今、その人が想定できる範囲以上の、より自由なところに行きやすくなるのです。

レッスンが終わって家に帰ってからも、
ふだん忘れがちな体の部分を思い出すつもりに、ときどきなってみるとよいと思います。
「思い出す」だけで、より楽に、よりよくはたらきはじめる機能があるはずです。

実はそれは、「がんばってやる」こと以上にパワフルだったりします。

アレクサンダー・テクニークlittlesoundsでは、東京と神奈川で週3日づつ個人レッスンを行っています。
レッスン・スケジュールとお申し込みはこちらです。
Share Button