樹木医の三戸久美子さんと一緒に、東京農大世田谷キャンパスで、
「樹木のかたちの読み解きかた(VTA - Visual Tree Assesment)」と、アレクサンダー・テクニークの、コラボレーションのワークショップをすることになりました。
重力とのつきあい方を、
樹木の場合と、人間の場合両方で、見ていく時間にしたいと思っています。
樹木がどういうふうに重力とつき合っているかについての
奥深い世界について、
三戸さんにスライドを見せていただきながら
一緒にお話をききましょう。
そして、私の担当時間では、人間について、
実際に立っていることを体験したり、動いたりしながら、
重力を、私たちを邪魔しているわけではなく、
サポートしてくれているもの、として、
とらえてみる時間にしたいな、と思っています。そして樹木と人間の、共通する点、違う点について
味わう時間にできたらと思っています。
はじめての試み、私自身、楽しみです。
みなさんとご一緒できたらうれしいです。個人的に、私は、木が大好きで、
木のことをもっと理解で...
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重力
デビ・アダムスさんのワークが終わって-2 重力とサポート
ボストンのアレクサンダー・テクニーク教師デビ・アダムス(Debi Adams)さんの来日レポートの続きです。
今回、デビさんは来日する前、「『サポート』と『重力』をテーマにワークショップをやりたい」と言っていたのです。
でも、それを聞いて私は、「うーん、私には、あまりぴんとこないテーマですね。それより『インヒビション(抑制)』と『方向性』といった、アレクサンダー・テクニークの原理を、デビなりに紹介してもらえませんか?」と、独断と偏見でそんなふうにお願いしたのでした。
でも、デビのなかで、『インヒビション(抑制)』『方向性』『サポート』『重力』は、みなつながりがあるとのことで、サポートと重力の話もたくさん出てきました。
(ただデビは、「私は『方向性』のことはあまり言わない。『方向性』は、インヒビション(抑制)の結果として出てくるものだと考えているから」と言っていました。私もそれには同意です。)
それらの一連の話にかかせないのが、『テンセグリティ』の話。
『テンセグリティ(tensegrity)』とは、tense(張力/緊張)と、 integrity (統合)を掛け...
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