「しないこと」「やりすぎをやめる」とは? - ギターの練習から

趣味でギターの練習をしています。
生徒さんのなかにはプロや、プロと同じくらい上手な音楽家の方もたくさんいらっしゃるので言うのがちょっと恥ずかしいですが…。

ギターで押さえにくいコードを押さえようとするとき、体をギュッと固めてしまうことがあります。なんとなく前のめりになりつつ…。

それに気がついたら、体を起こして、体のスペースを確保して、再び押さえます…。難しいところこそ、もっと体をゆったり使って弾けないか、チャレンジしています。

手の力も入りすぎていることを、ギターの先生が指摘してくれました。
指の力いっぱいを使って弦を押し付ける必要はない。
弦がフレットに届くまで動かせばいいだけ。
そのためにどれだけ少ない力で済むか、試してごらん…
少ない力のほうがずっときれいな音が出るでしょう? と。

たしかに、少ない力で押さえているときのほうが、音の響きがよくなるのです。

(私はアレクサンダー・テクニークを教えているので、そのことについてはわかっているつもりなのですが、でも実際に何かやろうとすると、やはり思わずギュッとしています。わかったからといってできるものではない…。でも、それに気づいたら、その先にはちょっと別の世界が待っているのです)。

アレクサンダー・テクニークにおいて、「やりすぎをやめる」とか「しないこと」を考えてみましょうと言うことがあります。
これは、やりたいことがあっても多くを望むのは諦めて、のんびりしていればいいのです、
ということではありません。

何かをやろうとするとき、気づかずにギュッと体を固めてから動きに入っていることがよくあります。そのように、気づかずにギュッと固めるかわりに、体ののびやかさを保ったまま、活動に入るということです。

それによって、やりたいことを実現させやすくなる…。
そういうときには、からだ全体、自分全部が、やろうとしていることに参加できるようになっているのです。

何かをしようとして、いまひとつ上手くいかなかったり、限界を感じたり、疲れを感じたりしているとき、自分のどこかを置いてけぼりにさせてないかな?と、見てみるといいかもしれません。

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