アレクサンダー・テクニークに限定せず、セルフケアに役立つワークを紹介します。
以下のふたつは、「アイボディ」(アレクサンダー・テクニークの原理を目の使い方に応用したワーク)の講座で教えてもらいました。
パーミング
目の疲れをとるために、とくに役立ちます。
ちょっとした時間にできるのでおすすめです。
楽器の練習や勉強の合間にやるのもよいです。
ナイトビジョン
さらに、暗闇を感じる時間を意識的にとってみましょう。
眠りについての悩みがあるときにもよいですし、また「やることや考えるべきことが多くて休まらない」というような場合にもお勧めです。
眠るとき以外に暗闇を感じる時間をとると、眼を休めるのと同時に、眼の網膜を活性化させるという作用があります。
網膜というのは、眼球の一番後ろ側にある部分です。
網膜が活性化すると、ものを見るときに、より、奥行きを持って立体的にものを見られるようになります。
また、実際の物を見る以外にも、イメージやヴィジョンを立体的に描くということにも役に立ちます。想像力、創造力が活性化して、もののとらえ方が変化したりします。
暗闇の時間を持つのは、心身全体を生き生きとさせるためにとてもよいのです。
そして、よく眠るためにもよいです。
現代社会では、街にも明るい街灯があるので、現代人は暗闇を体験する時間が少なすぎるかもしれません。
なので、夜、部屋の電気を消して、携帯もオフにする時間をとってみましょう。暗闇に自分を慣らしてみてください。
最初は怖いと感じる人もいるかもしれませんが、徐々に慣れてくると思います。
真っ暗でないほうがいい人は、ろうそくの灯りをつけるのもよいです。
このときは、文字を読んだり、液晶を見たりはしないようにしましょう。
暗闇のなかで、一日を振り返ったり、あえて、ぼんやりしてみましょう。
物にぶつからない範囲で部屋のなかを歩いたりしてみるのもおもしろいです。
近所に、夜に安心して歩けるところがあるなら、歩くのもよいですね。
やるべきことはおいておいて、ただ、在る=”being”を味わう。
試しに30分くらい、そんな時間をとってみてください。
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「目を楽にすると、見えてくる」というテーマでオンラインワークショップを行っています。さらに深く体験されたい方はどうぞご参加ください。(次回は未定。決まりましたらメルマガでお知らせします)。また個人レッスンでも同じテーマを扱うことができます。