力を出すとき、首は楽でいい(腹筋運動と母)

子どものころから運動が苦手だった母が、70代になって高齢者女性をターゲットにしたフィットネスクラブに行くようになって、びっくり。しかも、とても楽しそうに通っている。「やっぱり筋肉を鍛えなきゃだめよ」なんて言って。
あんまり楽しそうなので、私もちょっと行ってみたいなと思うくらい。
ただ、唯一できないのが、仰向けから起き上がる、腹筋の運動で、できなくて恥ずかしい、と言う。
「起き上ろうとするときに、首を固めてるんじゃない?と言ったら、「えー?」と言いながら、でも見てほしい、と言われて、やってるところを見てみた。
やっぱりそうだった。「さあ起き上ろう」というときに、首を固めてる。
首は楽なまま、頭を動かす/回転させる。自分のおなかを見るような感じで。それに背中がついてくる。
私が頭の後ろに触れて、一緒に動く。
「ゆりちゃんが支えてくれたからできた」「いやいや、力はほとんどいれてないよ。方向づけただけだよ。」
今後も、タイミングが合うとき、やってほしい、と言われる。

今まで、アレクサンダー・テクニークは自分は必要じゃないし、よくわからないし、生徒さんたちのことも、「よくお金払ってわざわざ来るわねえ。ありがたいけど」と、言っていたけれど、少しはわかってくれたかな。
力を出すとき、首は楽でいい、というのを、覚えてくれたらいいな。

子どものころから運動が苦手だった私が、こんな仕事をしています。

 

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投稿者プロフィール

石井 ゆりこ
石井 ゆりこ
ATI認定アレクサンダー・テクニーク教師(教師歴26年)
国立音楽大学非常勤講師。20歳でアレクサンダー・テクニークに出会い、1600時間の養成課程を経て1999年に認定取得。その後米国ボストンのAlexander Technique Center at Cambridgeで学ぶ。野口整体、プロセス思考心理学などにも関心を持ち、学びを深めながら、「自分の心身全体を自分のものとして取り戻す」アレクサンダー・テクニークのレッスン/講座を指導している。
【主な著書】
『演奏がもっとラクになるアレクサンダー・テクニーク実践のヒント48』(ヤマハ)
『無駄な力がぬけてラクになる介護術』(誠文堂新光社)など。
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