アレクサンダー・テクニークを使った音楽大学での授業

今は夏休み中ですが、国立音楽大学で「音楽家のための心身論」という授業をやるようになって8年目になりました。先輩から評判を聞いて受講を決めたという学生も多く、少人数制なので抽選制なのですが、興味を持って学ぶ学生が増えて嬉しいです。 以下は、3年目の2018年に書いた文章です。今も、同じ枠組みで続けています。その年にどんな学生たちが受講するかによって少しづつ内容が変わります。 ー ...
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力を使っても疲れないナイフワーク(グリーンウッドワークとアレクサンダー・テクニークのコラボ・セッション)

長年、アレクサンダー・テクニークの翻訳・通訳をしてくれているパートナーの松代尚子さんは、庭木の剪定木などを、すべて手作業で削って、スプーンや椅子などを作る、グリーンウッドワークといわれる昔ながらの木工をやっています。https://guritogreen.com/ このグリーンウッドワークの作業のなかで、ナイフや斧を使うとき、アレクサンダー・テクニークを使って行うと、とてもやりやすい、という...
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アレクサンダー・テクニークは、体を通して「生きている」ということを自分の手に取り戻すワークのひとつ

私が長年、お世話になっているトミー・トンプソンというボストン在住の先生がいるのですが、一昨年から、ボストンの夜=日本の朝に、オンラインで月に一回ほどグループレッスンの形でトミーから学んでいます。 コロナ禍になってから、なかなか会いに行けないという不便はあるけれど、地球の反対にいる人とも、ネットを通じてリアルタイムで姿を見て、声を聞きあって、やりとりができるのは、貴重なことだなと感じます。 今79歳...
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「手が小さい」「小指の力がうまく使えない」「手が痛くなりやすい」という人へのヒント

手が小さいのが悩みです。 手が小さくて、ピアノのオクターブの和音に苦労している人、ギターのFコードを押さえるのに苦労している人…楽器は違うけれど、共通の悩みですね。楽器を演奏する人以外も、いろいろな道具を使うときに、似たような悩みを持つ人は多いかもしれません。 手が小さくても、それぞれの指を意図したところに届けたい―そのために、指のストレッチをしている人もいるかもしれません。ストレッチをする前に...
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アレクサンダー・テクニークにおける、実験と探求の精神と、教え方の多様性

実験と探求の精神が、アレクサンダー・テクニークの根底にある アレクサンダー・テクニークの創始者、アレクサンダーさんは、シェイクスピアの朗誦劇をする俳優だったのですが、舞台に立つと声が出なくなることに悩まされていました。 舞台で声が出なくなったとき、最初は医者を訪ねましたが、「医学的には問題がないので、医者としてできることはない」と言われ、自分で、自分が声を出そうとするときのことを観察して、自...
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