「人前で話しても喉を傷めることが少なくなり、PCを仕事で長時間使っても目の疲れが少なくなりました」

喉が痛くなったり咳が出たりすることが多く、自分は喉が弱い体質だと思っていました。それは人前で話す事が多い仕事に変わってからのことで、 日常で喉に負担がかかっているのかもしれないと感じたのが、アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けたきっかけです。

レッスンは、アレクサンダー・テクニーク教師のサポートにより身体の緊張をほぐしたあと、 身体動作(私の場合、歩いたり椅子からの立ち座り等)を自分なりに繰り返す中で、自分の日常の身体に気づくというものでした。

今まで病気や怪我など身体に負担がある時に自分の身体を意識する事が多かったのですが、日常の身体の状態に気づくようになり、日常動作がとても興味深く感じられています。 日常生活で身体が本来の伸びやかな動きをするのが軽やかで楽しく、身体感覚を通じたモノゴトがより鮮明になったと感じています。 レッスンが、自己と身体を取り巻く環境の再発見になっています。

具体的には、日常生活で駅まで歩くのにかかっていた時間が短縮されたり、 一日中の立ち仕事でも疲れなくなったり、お茶碗を洗ったりするのが素早くできたりしています。

それから、子育てでよく子守唄を歌うのですが、以前と比べて高音から低音まで楽に出せる事で、楽しく歌えるのもうれしい事の一つです。

さらに、目の疲れがとても少なくなりました。コンピュータを長時間使う事があり、 仕事に集中しているうちに目が疲れて背中が凝ってしまう状態がありました。 そんな中で、目の使い方(物の見方)を意識的にコントロール出来るようになり、今は疲れが少ないように感じます。 同時に、視野角を広くしたり、パノラマで物が見えるようになるのはとても面白いです。

それから、以前に比べて、日常的に喉に負担がかからなくなったせいか、喉を痛めることが少なく、 風邪も引きにくく、引いても早く治っていると思います。

アレクサンダー・テクニークは誰にでも役立つと思います。 子供をだっこする等の子育て、料理などの家事、人前での対話、立ち仕事、パソコンを使う事、歩行、重い鞄を持つ等に役立っています。

自分の身の回りの社会や世界をどのように感じるかは、自分の意識を含めた身体を通じてだと思います。 センシティブな状態で知覚する世界は、とっさの判断や動作が素早く実行できると同時に、 今迄よりはるかに彩り豊かで味わい深いものになっています。 匂いに敏感になり、物事がよく見えて、音や話がハッキリと聞こえる。声がよく通り自分の考えが相手に伝わる。 そして、伸び伸びと歌える。自分を取り巻く社会や世界が、より彩り豊かで味わい深いものになっています。

(H.Yさん(男性)神奈川県)
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