先日開催したデビ・アダムス「人前に立つときに楽さを見つける」ワークショップでは、アレクサンダー・テクニークの原理を人前でのパフォーマンスに応用することをテーマに、デビさんとみなさんで一日探究を深めました。
参加者のおひとり、市民オーケストラのビオラ奏者でいらっしゃる生徒さんから、ご感想をさっそくいただきましたので、ご本人の許可を得てシェアさせていただきます。(ありがとうございます。)
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ゆりこ先生おはようございます。
先日はデビ先生のワークショップを、どうもありがとうございました。
デビ先生のワークショップで、観客の立場で皆さんのパフォーマンスを聞いていると、サポートを思い出して朗読や演奏をされた時は、より気持ちを動かされました。
聞いているだけで、その方に直接触れていないのに、パフォーマンスされる方とのつながりを感じるのが不思議でした。
みんなで輪になって、膝を緩めたり、固めたりしたワークが、人の距離が離れても起こるのを体験したかもしれないです。
自分が演奏する側になったときは、お客さんはかろうじて視界に入っていましたが、そちらを見ようとか、届けようとまでは意識で...
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オーケストラ
オーケストラの共演者同士のアレクサンダー・テクニーク・レッスン
先日、オーケストラでビオラを弾いている3人の方がいらして、ミニグループレッスンをしました。
終わって、おひとりの方が、次のように伝えてくださいました。
「私にとっては夢のような時間がありました。
ずっと3人で弾いてきたのですが、いつもとは全く違いました。
誰が誰に合わせるというのではなく、
自然につながりがある、不思議な感じでした。
眼だけ、耳だけ、音だけ、ではなく、
3人だけでもなくて、
その時には空間全体を感じていたような気がします。」
私が、常日頃から大事なことだなあと思っていることを、
当日その場では言ったわけではないのに、
実際に体験して、感じとってくださったようで、うれしく思いました。
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当日やったのは、
まずは体のレベルで、意識の向け方を変えてみるということによって、
自分の体を体験する感覚が変わるということ。
自分で体を動かしたり、私が体に触れることで、
いつもと違う意識の向け方が起こると、
・体の中心軸と、指先の関係が実感できる
・重力からサポートされていることが体験できる
・腕の根元から指先まで、長く使えて自由に動かせる
……というようなことから...
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