何もしない手

先日、某アレクサンダー・テクニークの教師養成コースで一日クラスをやる機会をいただきました。 どんなことをやるか、いろいろ考えてみましたが、手を使ってお互いにワークすることを中心にやることにしました。 「手を使ってのワーク」を、教師養成コースでどのように学ぶかについては、世界各地にあるアレクサンダー・テクニークの学校でも、学校ごとに違いがあります。最初の1年は全然それをやらせてもらえない、自...
More

【報告】セラピスト(理学療法士、介護士ほか)の方のためのアレクサンダー・テクニーク・ワークショップ

毎日、暑いですね。 みなさん、夏ばては大丈夫でしょうか? 私は、好きなアイスクリームをつい食べ過ぎてお腹をこわしかけましたが、今は大丈夫です。 暑いときも、本当は、あたたかいお茶などを飲むとよいそうです。 そういえば南国の人は、よくあたたかいチャイなどを飲みますね。 でも、暑いと、「効率的に仕事をする」というようなことは、できにくいかもしれません。あまり無理せず、少しペースを落として、ゆっくりで...
More

座り仕事で体全体を使う~骨盤のことなど

何かをやるとき、「からだ全体で行う」ということが大事です。 たとえば楽器を演奏する場合でも、パソコンに向かって仕事をする場合でもそうです。 たとえばパソコンに向かって仕事をする場合、顔がパソコンのほうに吸い寄せられるように近づいて、体のほかのところはおろそかになっている、ということはよくあるのではないでしょうか? 単に姿勢を正す、ということではなく、体全体が、見ることをサポートし...
More

プライマリー・コントロール

アレクサンダー・テクニークのレッスンでは、頭と首と胴体の関係性を観てみることからはじめることが多いです。 私たちはいろいろな刺激を受け取って行動するとき、あるいはただ、そこに存在するだけでも、 ・首が自由で、頭が高い位置にあり、胴体が長く広く自由 という状態と、 ・首を無意識に固めて、頭で胴体を押し下げている という状態を行ったり来たりしています。(ちょっと単純化した...
More

からだの反応、感情的な反応

前回、 「何か『やろう』と思ったときに、すぐにやらないで、自分のどこが反応するか、それに気づきを向けてみる」 「すぐに行動しないで、『やろう』と思ったあとに、間をおいてみる。」 ということを書きました。 アレクサンダー・テクニークでの言葉でいう抑制(inhibition/インヒビション)です。 その補足なのですが、 このときの気づきが、物理的な意味での体の反応だけに向いてい...
More