「腕の力を抜く」 (1)(続 力を抜くことのむずかしさと方向性)

前回、「力を抜く」ことのむずかしさと「力を抜く」について、主に胴体の話からしてきました。 胴体を、力を抜こうとして下向きに押し下げるのをやめて、上向きに広がっていく(「ぶらあがる」)ことを思うと、呼吸もしやすくなるし、手足も動かしやすくなる、という話でした。 今日は、「腕の力を抜く」ということについても、書いておこうと思います。 腕についても、ダランと下向きにぶらさがるのがよい、と、...
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「力を抜く」ことのむずかしさと、「方向性」

 力を抜くことについて、以前、書いて、すぐに続きを書くつもりが、時間が経ってしまってすみません。 「力を抜く」ことが大事なことだ、と、最近よく言われるようになりました。 たしかにそうなのですが、「力を抜こうと思っても、なかなか抜けないんです」と、言われる方が多いです。 「力を抜く」って、けっこう難しいことだと、私も思います。 「力を抜こう」としている人がよくやっていることに、力...
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速い変化、ゆっくり変化

アレクサンダー・テクニークのレッスンでは、自分の癖や習慣を認識して、その癖を変えたり、その習慣以外の選択肢を持つことを学習します。 ときどき、自分を変えたい、という強い思いを持ってこられる方がいて、なるべく短期間で、根本的に変えたい、と言われることがあります。その気持ちはわかるのですが、その気持ちを持ちつつも、焦らないことも大切です。 やはり長年、あなた自身と一緒に生きてきた癖や習慣な...
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「考える前に考える」

内田樹さんのツイートにあった文、まさにアレクサンダーテクニークだと思いました。 @levinassien: 「考える」のと「考える前に考える」のは違うことです。池谷裕二さんの本によるとある行為を「しよう」と思う前にすでに脳は活動を始めている。「しよう」という意図が生じるより前に、無意識は「意図の原型」を生み出している。 アレクサンダー・テクニークlittlesoundsのサイトはこ...
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「力を抜かなければいけない」わけではない。

「力を抜く」ことができることは大事なことだ、と、最近よく言われるようになりました。 たしかにそれはそうなのですが、「力を抜く」ことがどうしても苦手な人はいます。 そういう方に話を聞いてみると、「力を抜かないといけないんだけれど、つい、力が入ってしまって」と、なんだか申し訳なさそうに言われたりします。 まじめな人であればあるほど、そういうふうに考えられるケースがあるようです。 それでは「力を...
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