アレクサンダー・テクニークの授業で感じたことは捉え方としてはとてもシンプルなのに奥が深いなという印象でした。
自分の演奏面に関する変化として、今まで届きにくかったハイポジションの演奏が以前より楽に演奏することができるようになったことです。さらにそのハイポ ジションでビブラートもかかるようになりました。考えられるのは楽器の構え方の工夫と腕の使い方を意識して使い分けるようになったことかなと考えていま す。
さらに、自分の生徒に対する指導の際にも、今までと着眼点や助言の仕方が変わりました。初心者特有の無駄な力みや理屈で理解しようとする大人の方々へのアプローチの方法に幅が出てきた気がします。
この先の課題としては、授業の中で体感できた音色の変化を、習慣としてコントロールできるように、出したい音色のところで効果的に弾き分けられるようになれればと考えています。
(S.Nさん ヴァイオリニスト 大学院生)