理学療法士(PT)の方のレッスン体験談

私は理学療法士(PT)として日々患者さんの練習のお手伝いをさせていただいています。私がアレクサンダー・テクニークを知ったのは新人の頃に職場の先輩に、自分自身の身体の使い方の相談をしているときに教えていただき、PCで検索しているとゆりこさんのHPにたどり着きました。

最初のレッスンの衝撃は今でも忘れません、とにかく驚いたのを鮮明に覚えています。その後アレクサンダー・テクニーク関連の書籍やゆりこさんからのレッスン、グループレッスンなどを受け現在にいたります。飽きっぽい性格の私が3年以上も続けられているのは自分でも驚きです。

アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けて私なりに大事だなと思うことは、抑制の重要性、つまり、“やめること”、これは言葉で言うと簡単ですが実践するのは凄く難しいです。私の場合、仕事上、人の身体に直接触れますので、そのときに私自身の身体の状態が凄く影響することで実感しています。というのも、私が余計なところに力が入っている状態で人の身体に触れればそれが伝わってしまうからです。そのため日々触れる際に一呼吸置いて、自身の身体の状態を確認してから触れるようにしています。そうすると、なかなか言葉で言い表すのが難しいですが、凄くいい反応になります。

また、これは、患者さんを視診するときにも凄く役立っています。余計なところに力が入って本来入るべきところに力が入っていない方が多く、そういったときに抑制を意識すると視診しやすくなるような気がします。また、私自身が楽な良い状態で触ると、私自身が疲れないということも言えます。そのため、以前は治療中に私自身の腰痛などを感じていましたが、最近はあまり気にならなくなってきました。

他にもアレクサンダー・テクニークを受けたことにより、時間がゆっくり感じられるようになり、何かゆとりのようなものも出来て、患者さんに対しても動作などを含め待てるようになりました。これは凄く役立っています。せかせかしても仕方なくなるようになるというか、そんな感じです。

アレクサンダー・テクニークを受ける意味と言うのは人それぞれによって違うと思います。また受け取り方も大きく違うと思います。私にとっては、アレクサンダー・テクニークによって身体が楽になることにより、仕事にも直接影響が出ました。これは、他の職業であっても同様ではないかと考えます。アレクサンダー・テクニークによって身体を見直すことによって、結果様々なことに良い影響が出ると思います。なので、身体の悩みを抱えていたりする方に特におすすめです。

(M.Y.さん 理学療法士 20代男性)

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