最近私のアレクサンダー・テクニークのレッスンのなかで、介護をされている方とレッスンをする機会が多くなり、
このことについて、もっとみなさんと分かち合えいたいな、と思うようになりました。
お体が不自由な方と一緒にいるとき、
「自分のことは置いておいて、この人を楽にしてあげなくっちゃ」
と思う人が多いかもしれません。
でも、そこであえて、自分のことを置いておかないでみると、
相手のことが、よく見えてきたりすることがあります。
自分にチューニングをあわせると、相手にも共鳴しやすくなるのです。
そうすると、弱さがあるなかの、その人の力が見えてきたりします。
子どもと触れ合うときも、それと似ています。
「まだできないこと」がたくさんある子どものなかにある、
できるようになりたい、自分の力を発揮したいという意欲、好奇心、
そういうものにチューニングがあうと、それをサポートする大人の世界にも新鮮さが増してきたりします。
すると、お互いにとって心地よい呼吸ができたり、間をとることができたり、
「一緒に動く」ことが、しやすくなったりします。
それは、弱さや不自由さがあっても自立しているその人を、より尊重することにもつながります。
その人を尊重しつつ、その人のサポートとして、ともに在る。
そんなありかたを、アレクサンダー・テクニークを取り入れつつ、探ってみませんか?
自分軸をもちながら…
・触れる
・一緒に歩く
・視野を共有する、地面を共有する
・立ちあがる、座る、しゃがむ、起き上がる、などの動きを見直す & サポートする
・だっこする、抱える、向きを変えることをサポートする
などなど、
自分の体と心の使い方を見てみることから、実践的なことまで、
アレクサンダー・テクニークを、介護や人とのかかわりに応用して、いろいろ見てみたいと思います。
日常で介護や、ひとのお手伝いをされている方も、
まずは自分自身の使い方から見てみたい方も、歓迎です。
1/25(日) 10:30~12:30 東京都文京区 参加費:5000円 場所:文京区内。お申込みされた方にご案内をお送りします。 定 員:8名 講 師:石井ゆり子 お申込み・お問合せ:下にあるフォームにご記入ください。
【講師について:石井ゆりこ】
20歳のときにアレクサンダー・テクニークに出会い、6年ほど自分のために学んだ後、京都にて1600時間(4年間)のトレーニングののち1999年に教師認定(ATI)を受けて以来、自分自身でいること、痛みや不調、対人緊張などに悩む方、介護職、対人援助職の方、また音楽家や表現する方々などをサポートしてきました。
著書『無駄な力がぬけてラクになる介護術』 『演奏者のための はじめてのアレクサンダー・テクニーク』
■石井ゆりこのアレクサンダー・テクニークのレッスンは東京都文京区と、神奈川の湘南で、随時、受け付けています。レッスンのスケジュールはこちらをご覧ください。
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