アレクサンダー・テクニークは、刺激に対する自分の反応の質を見直すためのツール。
 これは、100年前にオーストラリア人のF.M.アレクサンダーさんが、
 シェイクスピア劇の朗誦をしようと舞台に立ったとき、
 「人前でシェイクスピアを朗誦したい!」という自分の望みの刺激に圧倒されて
 声が出なくなってしまったことに由来しています。
 すごくやりたいことだから、なおさら、うまくできなくなってしまうことって、ありますよね。
 そこからアレクサンダーさんは、自分にとって刺激が大きいことがらへの
 自分の反応をどう抑制して、自分の望む方向に向けられるかの実験をはじめました。
そしてアレクサンダーさんは、日常のいろいろな刺激に対して、
 より自由に、そして楽に対応できるための方法を見つけていきました。
みなさんのなかにも
・人のなかに居る
 ・人前に立つ(話をする、パフォーマンスや演奏をする)
 ・人に見られる
 ・人の話を聞く
などを、チャレンジだと感じている人は多くいらっしゃると思います。
 私自身もそうでした。
 人前で、顔が赤くなって頭が真っ白になって、声が出なくなってしまって…。
 そういうときの対処のしかたのヒントを、アレクサンダー・テクニークはたくさんくれました。
自分の軸を失わず、地面からのサポートを受け取りつつ、
 無理なく、人のなかに居たり、人前に立ったりしている
 そのために役に立つ考え方を、いろいろ試してみたいと思います。
人前に立つときには、「立つ」という要素もそうですが、
 「見る」「見られる」という視覚の要素も大きいと思います。
 視覚の使い方についても見てみましょう。
ほかに、
 ・意図を、指先まで行き届かせるために
 ・自然な呼吸について
 なども見てみましょう。
演奏やパフォーマンスをしてみたい方は楽器などのご持参も歓迎です。
 (大きな音は応相談)。
8/11(日)13:30~17:00 東京都文京区
参加費:1日参加6500円、8/24の「声を出すこと」ワークショップ
との2日参加12000円
場所:文京区内。お申込みされた方にご案内をお送りします。
定 員:1日8名
講 師:石井ゆり子
お申込み・お問合せ:下にあるフォームにご記入ください。

【講師について:石井ゆりこ】
20歳のときにアレクサンダー・テクニークに出会い、6年ほど自分のために学んだ後、京都にて1600時間(4年間)のトレーニングののち1999年に教師認定(ATI)を受けて以来、自分自身でいること、痛みや不調、対人緊張などに悩む方、介護職、対人援助職の方などをサポートしてきました。
 生徒さんと言葉と言葉以外で対話しつつ、ご自身の気づきと無理のない変化に寄り添っていくワークをしていきます。このワークのシンプルさと奥深さ、何にでも応用できる柔軟さに魅せられています。
 国立音楽大学でも非常勤講師として教えています。
 著書『無駄な力がぬけてラクになる介護術』(誠文堂新光社)『演奏者のための はじめてのアレクサンダー・テクニーク』(ヤマハミュージックメディア)
■石井ゆりこのアレクサンダー・テクニークのレッスンは東京都文京区と、神奈川の湘南で、随時、受け付けています。レッスンのスケジュールはこちらをご覧ください。
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