音楽大学での授業~一年間が終わって「はじめは、心身はあまり関係ないと考えていました」 Posted on 2023年2月4日2023年8月11日 by yuriko_littlesounds 今年度も、アレクサンダー・テクニークを生かした音楽大学での授業、「音楽家のための心身論」の、前・後期あわせて一年間が終わりました。 「心身論」といっても、理論ありきではなく、15人の少人数制で体験的に学ぶ授業をしています。 ひとりひとりが演奏するにあたって、練習するとき、ステージに立つとき、または演奏以外で、教育実習に行くときや、勉強するとき、アルバイトするときなどに、さまざまな課題や困りご... More
「手を使う」ワークショップ……楽器演奏、ものに触れる、ひとに触れる Posted on 2022年12月7日2023年1月3日 by yuriko_littlesounds12月には「手を使うことと体全体」というテーマでオンラインワークショップを2回行いました。2回それぞれ、以下のような内容になりました。 ヴィオラの演奏、呼吸、首の緊張をほどく「ものに触れる」「人に触れる」とき、手だけで触れるのではなく、体全体を使っている ヴィオラの演奏、呼吸、首の緊張をほどく 12月3日に、オンラインワークショップ「手を使うことと体全体」を行いました。「手を使う」というテーマ... More
身につけるためのコツは「再現しようとしないこと」 Posted on 2022年11月15日2023年8月11日 by yuriko_littlesounds アレクサンダー・テクニークのレッスンを体験された方が、体験したことを身につけたいと思ったとき、どうしたらいいのか?そのときのコツを、お話したいと思います。 そのコツとは、まず、「再現しようとしないこと」 よい状態であっても、再現しようとすると、自分を型にはめてしまうことになって、体はかえって固くなってしまいます。よいときでも、悪いときでも、レッスンのときでも、それは、もう過ぎ去った、過去の状... More
首を固めるのは、自分を守ろうとする、自然な反応 Posted on 2022年11月10日2023年8月11日 by yuriko_littlesounds アレクサンダー・テクニークでは、よく「首を自由に」と、言いますが、それは、「首を固めてはいけない」という意味ではありません。 たとえば、急に、人が自分に近づいてきたり、急に、物が顔の前に飛んできたりすると、自然に、首を固めることが起こるでしょう。それは、自分を守ろうとする、ごく自然な反応です。生き物には、自分を守ろうとする機能が備わっているので、その機能が発動しているのです。それは悪いことでもな... More
目を楽にすると、見えてくることと、抑制(インヒビション、inhibition)の原理 Posted on 2022年11月6日2024年9月17日 by yuriko_littlesounds 「見る」というのは、レクサンダー・テクニークで扱うことなの?と、思われるかもしれません。 私自身も、目のことは、アレクサンダー・テクニークの範囲外だと、昔は思っていました。しかし、アレクサンダー・テクニーク教師になってから、アレクサンダー・テクニークのワークを発展させた「アイボディ」というワークに出会って(当時は「アイボディ」という名前はまだなかったころでした)、なるほど、と納得できたことがあり... More