「手を使う」ワークショップ……楽器演奏、ものに触れる、ひとに触れる

12月には「手を使うことと体全体」というテーマでオンラインワークショップを2回行いました。2回それぞれ、以下のような内容になりました。 ヴィオラの演奏、呼吸、首の緊張をほどく「ものに触れる」「人に触れる」とき、手だけで触れるのではなく、体全体を使っている ヴィオラの演奏、呼吸、首の緊張をほどく 12月3日に、オンラインワークショップ「手を使うことと体全体」を行いました。「手を使う」というテーマ...
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身につけるためのコツは「再現しようとしないこと」

アレクサンダー・テクニークのレッスンを体験された方が、体験したことを身につけたいと思ったとき、どうしたらいいのか?そのときのコツを、お話したいと思います。 そのコツとは、まず、「再現しようとしないこと」 よい状態であっても、再現しようとすると、自分を型にはめてしまうことになって、体はかえって固くなってしまいます。よいときでも、悪いときでも、レッスンのときでも、それは、もう過ぎ去った、過去の状...
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首を固めるのは、自分を守ろうとする、自然な反応

アレクサンダー・テクニークでは、よく「首を自由に」と、言いますが、それは、「首を固めてはいけない」という意味ではありません。 たとえば、急に、人が自分に近づいてきたり、急に、物が顔の前に飛んできたりすると、自然に、首を固めることが起こるでしょう。それは、自分を守ろうとする、ごく自然な反応です。生き物には、自分を守ろうとする機能が備わっているので、その機能が発動しているのです。それは悪いことでもな...
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目を楽にすると、見えてくることと、抑制(インヒビション、inhibition)の原理

◆ 目を楽にしていると、見えてくる 11月3日に「目を楽にしていると、見えてくる」というテーマでワークショップをしました。 「見ること」というのは、アレクサンダー・テクニークで扱うことなの?と、思われるかもしれません。 私自身も、目のことは、アレクサンダー・テクニークの範囲外だと、昔は思っていました。しかし、アレクサンダー・テクニーク教師になってから、アレクサンダー・テクニークのワークを発展させ...
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手指の故障、ジストニア、腱鞘炎に対処する (1) – アレクサンダー・テクニーク的視点より

手指の故障、腱鞘炎、ジストニアに悩んでおられる方が、とくに音楽家の方に多くいらっしゃいます。 指が思うように動かなくなったり、思わない方向に動いてしまったり…。 「ジストニア」で検索すると、読んでいて辛くなるような、症状についての話が多く出てきますが、原因や解決法は、医学的にもよくわかっていないと言われているようです。なので、ここでは医学的なことはいったん置いておいて、「手のしびれ」「手の...
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