座り仕事で体全体を使う~骨盤のことなど

何かをやるとき、「からだ全体で行う」ということが大事です。 たとえば楽器を演奏する場合でも、パソコンに向かって仕事をする場合でもそうです。 たとえばパソコンに向かって仕事をする場合、顔がパソコンのほうに吸い寄せられるように近づいて、体のほかのところはおろそかになっている、ということはよくあるのではないでしょうか? 単に姿勢を正す、ということではなく、体全体が、見ることをサポートし...
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プライマリー・コントロール

アレクサンダー・テクニークのレッスンでは、頭と首と胴体の関係性を観てみることからはじめることが多いです。 私たちはいろいろな刺激を受け取って行動するとき、あるいはただ、そこに存在するだけでも、 ・首が自由で、頭が高い位置にあり、胴体が長く広く自由 という状態と、 ・首を無意識に固めて、頭で胴体を押し下げている という状態を行ったり来たりしています。(ちょっと単純化した...
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からだの反応、感情的な反応

前回、 「何か『やろう』と思ったときに、すぐにやらないで、自分のどこが反応するか、それに気づきを向けてみる」 「すぐに行動しないで、『やろう』と思ったあとに、間をおいてみる。」 ということを書きました。 アレクサンダー・テクニークでの言葉でいう抑制(inhibition/インヒビション)です。 その補足なのですが、 このときの気づきが、物理的な意味での体の反応だけに向いてい...
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座ったり立ったりするレッスンは、なんのためにするのですか?

今日は、アレクサンダー・テクニークのレッスンでよくやる 「座る/立つ」のレッスンについて書こうと思って書き始めたのですが、書き始めてみたら、自分で練習するときのことや、抑制(インヒビション)の話になってきました。最後に再び「座る/立つ」の話に戻っています。 レッスンを受けていない人にはわかりにくい話も、一部ちょっとだけ、あるかもしれません。m(__)m Q 「この座り方がいい座り...
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力を入れることと、固めることの違い~歌を歌う

「アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けると、ゆるんで楽になるのはわかるけど、そういう状態では歌は歌えない。アレクサンダー・テクニークは舞台の発声法だから、歌には使えないのでは?」 と、言われたことがありました。 歌をやっている人がはじめてレッスンを受けたとき、そういう印象を持つ方がときどきおられるようです。 たしかにアレクサンダー・テクニークのレッスンを受けると、ゆるむ場合...
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