アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けはじめたきっかけは、首と背中に強い痛みが出た事です。1ヶ月以上痛み止めを飲みました。 趣味のビオラもほとんどあきらめていた時に、以前知人から聞いたことのあったアレクサンダー・テクニークの名前を思い出して、ネットで探したのが始まりです。
レッスンを受けてみて、先生の言葉がとてもゆっくりと丁寧で、簡単で少なかったのに驚きました。 これまで考えていたような意味での、努力とか苦労とかは必要なかったです。 それでいてレッスンとレッスンの間も何かが続いて色々な発見があるので、楽しいです。
レッスンに通い始めて半年後にオーケストラの定期演奏会にビオラで復帰できました。 完全に痛みと無縁になったわけではありませんが、とても軽くなりましたし、本番中は全く大丈夫で、あがる事もなく過ごせました。
元は、発言や行動が縮こまりがちでしたが、少しずつ、思った事を言ったり行動にしたりすることが増えてきました。 全体に気持ちが楽になってきたと思います。
レッスンで教わった事ですが、
「思い出すだけで、やろうとか感じようと思わなくていい」
「すぐに分からなくても、そういうものと思ってやり続けてみる」
という事が大切なのかなと思います。
そして、レッスンの体験が、自分の期待した所以外にも色々な面で作用して助けになってくれることが興味深いです。
(T.Nさん ビオラ奏者、44歳)
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