アレクサンダー・テクニークと”気づき”

少し前に、某市の教育相談室で、カウンセラーの方々を対象にアレクサンダー・テクニークのワークショップをしました。

・来室されるクライエントとの面接の場で、カウンセラー自身が”自分のなかに湧き上がる感情や感覚”に気づけるようでありたい。
・その気づきを言葉で表現できるようでありたい。

という願いがあっての、ワークショップの依頼でした。

こういう「気づき」をテーマにしたワークショップを依頼されるのは少しひさしぶりです。でも、とても好きなテーマなので、うれしくなりました。

最近は、より具体的なこと(たとえば楽器の演奏とか、声を出すこととか、よい姿勢で歩くには、とか)を、どうやったらうまくできるか? というようなことにアレクサンダー・テクニークを応用することのほうが多かったのです。
とは言っても、実際のレッスンのなかでは「気づき」というのは大事な要素になってくるのですが。。

「気づき」そのものがテーマになると、何に気づくか、ということを限定せずに、もっと自由に探求できるので、楽しいです。

20人のグループだったのですが、グループ全体でのゲームや、二人組み、三人組でのゲーム(そのなかに、アレクサンダー・テクニークの原理をいれて)を中心に、言葉でシェアし合う時間も取って、やりました。

できなかったことができるようになることは、たしかに大きな喜びだけど、
それだけじゃなく、何かをやることだけでなく、ただ、そこにいることに気づきを持ち、味わえる喜びもあるんじゃないかな、と、思うのです。

そしてアレクサンダー・テクニークの原理を使うと、気づきを持ちやすくなると思います。(私自身にとっては、そうでした)。

そういうことも、もっとみなさんとシェアして行けたらいいな、と、あらためて思いました。

教育相談室でのワークショップが終わった後には、お弁当を用意してくださり、食べながら、みなさんと交流することができました。
そのとき、いろいろ質問をいただきました。

「お子さんを対象としたワークをすることもありますか?」
という質問もいただいたのですが、
お子さんは、中学生以上の方には今レッスンをしているのだけれど、小さいお子さんとも、やり方を工夫して、できたらいいな。(前から思っていることではあるのですが。。)
お子さんといつも接している方々と、相談して、やり方を考えていけたらなと思います。

私のアレクサンダー・テクニークのサイトはこちらです。

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