キセルというユニットの、音楽のライブに行ってきました。
いい曲を書く人たちなのですが、なによりはまったのが、そのテンポ感です。
ポップミュージック(だけではないかもしれませんが)の奏でるテンポは、全般的にどんどん、早くなっているような気がしますが、キセルの音楽はしっかりリズムを刻みながら、その刻むリズムは今の時代にさからうかのように、どの曲もゆっくりなのです。
これが、はまってしまうんですな。
かえって、聴いてるとしゃきっとする感じさえします。
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ライブですが、とてもよかったです!
場所は渋谷のクラブクアトロ。
ここは大学生のころ、よく来ていたところで、なつかしいです。
大きさがちょうどよくて、後ろのほうに立ってもよく見えるし、木の床で、レンガの壁で、部屋のつくりがしっかりしているからか、音響がいい気がします。
プロデュースしているレコードレーベルが気が利いていて(角張さんという20代か30代の社長がやってるカクバリズムという小さいレコードレーベルです)、はじまる前にDJがターンテーブルでレコードをまわしています。いい感じにゆったりとパーティー気分です。うーん、気の利いた選曲だなあ。
今回はグッドラックヘイワという、同じく2人組みのユニットとのジョイントライブです。グッドラックヘイワのほうは、ドラムとキーボードのユニットです。こっちも、ちょっと変わっている。アコースティックでノリノリの曲たちをやって、たのしかったです。ドラマーは口笛も吹きます。
キセルはレコードで聞いて想像していた以上によかった。
辻村兄の声が脊椎までとどいてきました。
ゲストのエマーソン北村さんのキーボード&ピアニカも、キセルの世界にはまっていました。
途中、グッドラックヘイワのふたりが参加した曲もありました。生ドラムがはいったらステキだろうな、と思っていたのですが、なんとなく表現しているリズムがお互い違うような感じを感じました。テンポは全然ずれてないんだけどテンポ感が違うような。。グッドラックが押しのリズムで、キセルは引きのリズム、という感じ。。
興味深かったです。
2曲一緒にやった後は、またリズムボックスのリズムにあわせての演奏にもどりました。
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いまキセルの曲をコピーしてひきかたりで練習しています。
このあいだアレクサンダー・テクニックの内輪のイベントでそれを1曲弾きました。ひさしぶりに人前でやったので緊張したけど気持ちよかったです。
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キセルは京都のバンドなのですが、京都のバンドはわりとゆっくりなバンドが多いような気もします。
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ここで少し前のキセルのライブ映像が観られます。
http://www.jvcmusic.co.jp/kicell/ny/