こんにちは。
ひさしぶりに熱の出る風邪などをひいていました。
今はだいぶ経過して、治ってきました。
ときどき風邪をひくと、治った後、元気が出るような気がします。そして、どうせひくなら熱が出ちゃったほうが、ひき甲斐があるような気がする。
(以前、整体の先生が、「体力がないと熱は出ないんですよ。だから子どもはすぐ熱を出すけど、大人はなかなか熱を出さないんです。」と言ってました。)
体力出てきたかな、私?
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先週、合気道を初体験しに行きました。
アレクサンダー・テクニークの生徒さんが合気道をやっていて、いつも、いろいろおもしろい話を聞かせてくれるので、私もちょっと体験してみたくなったのです。
でも、われながら、自分と武道ほど似合わないものはないような気もするし、投げたり投げられたりするのは怖いし、だいぶ心配です。
でも、2週間前に見学したときに感じたのは、投げたり投げられたりしていて、派手な音がしているものの、見ていてきれいだな、ということです。ちょっとダンスみたいです。(コンタクト・インプロビゼーションというダンスに似ているかもしれません。)
そして、投げられてもすぐ起き上がってまた組み直して、と、時間中ずっと続けるのですが、みなさん涼しい顔をしていて、ハァハァ息を切らしたり、していないのがすごい。
自分ができるかわからないけど、できたらかっこいいかも、と、思いました。
参加の当日、
たくさんの人が集まる道場なので、先生に直接手ほどきをしてもらうことは、あまりできないのだけれど(それに、実はかなり偉い先生らしいです)、柔道の井上康生似の、有段者のTさんという方が、私が初心者だということで、一緒に組んでくださいました。
お互い、投げるほうも投げられるほうも、両方やるのです。
Tさんはけっこう大きい人で、Tさんを投げようと思うと、つい、腕の力で投げたくなるのですが、「腕は放っておいて」と言われます。
「投げようとしないで」
「なにもしない」
「ただ動けるほうへ動くだけ」
と言われます。
そのとおりにすると、あら不思議、Tさんのバランスが崩れて、Tさんが投げられちゃっているのです。
「自分を整える」
それにつきると言われました。
「なにもしない」「やろうとするのをやめる」「動けるほうへ動くだけ」「自分を整える」
まさにアレクサンダー・テクニークです。
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しかし、もっと難しいのは「受け」のほう=投げられるほうです。
投げられるときの型があって、後ろに転がる「後ろ受け身」か、前に一回転する「前受け身」を、教えてもらいました。
でも、技をかけられてとっさに首を硬くしないでうまく転がるのは難しく、後で首が痛くなりました。
(2週目には、はじまる前にTさんがもう一回「受け」の
練習相手になってくださったこともあり、だいぶ「受け」が上手になりました。別の人にも、相手の技の速さに惑わされず、自分のペースでゆっくり受けをとればいい、とアドバイスされたのもよかったです。)
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でも、見てるとすごく大変そうに見えるけれど、やってみると、上手くできているかどうかは置いておいて、体力的、運動能力的についていけない、とかいうことはなく、途中でリタイアしたりせずみんなと一緒にできたのは予想外でうれしかったです。
きっと合気道というのは機能的にできていて、またここの道場の人たちが無理なく「自分を、お互いを整えよう」とする合気道を追求しているんだろうな、と思いました。
男性も女性も、老いも若きも、混ざってお互いに組んでできるところも、合気道のいいところだな。
私(石井ゆりこ)のアレクサンダー・テクニークのサイトはこちらです。