続・合気道 (飲み会編)

ここの道場では毎週、終わった後に先生を囲んで飲み会があるそうで、1週目は行けなかったけど2週目に行ってきました。今回は人数は少なくて7人でした。

先生は着替えて真っ赤なカーデガンを着ていて、それがとても似合ってました。

私を紹介してくれた人が、私がアレクサンダーをやっている、ということを先生やみんなに話していたみたいで、アレクサンダーのことを聞かれました。

アレクサンダーのことなどを言ったら、「えー、体の使い方を教えてるの? それで自分はどれくらいできるわけ?」みたいな目で見られたら困るしな、と思って、自分ではあまり言いたくなかったのですが、そういう心配は杞憂でした。

先生が自分の話をしていたとき、「今水泳を習っているんだけどね、『ほら、もっと力を抜いてください』って、何度も先生に言われて、『俺が陸で教えていることだよ!』と、内心思うんだよ!」と、ちょっと悔しそうに、でもなんとなく小気味良さそうでもあるような口調で、自分のことを話していました。

なんか、自分ができないことがあることを知ることを、楽しむことを知っている人という感じでした。

——

先生が、アレクサンダーの本も何冊か読んだことがあると言ったのには驚きました。

東洋の、「道」とつくようなものの道を究めた人って、ほかの方法論、ましてや西洋の方法論などにはわき目をふらず自分の道だけに興味をもって突き進むみたいな先入観があったので。

うれしい驚きでした。

「アレクサンダーでは心のことはなんて言っているの?」
と聞かれ、
「体と心はひとつのもので、分けられないと言っています」
と答えました。
なんだか、私自身、アレクサンダーの本質的だと思っているところを、真っ先に質問されてうれしかったです。

先生は続けて、
「そのあたりを、向こうの人はどこまで分かっているの?」
なんて、聞かれました。

先生も、その、「体と心は分けられない、ひとつのものだ」というへんを、伝えたい、という思いがあるそうです。
でもそれはやっぱり伝わる人となかなか伝わらない人に分かれてしまって、試行錯誤中、のようです。

私(石井ゆりこ)のアレクサンダー・テクニークのサイトはこちらです。

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