福島からのメール

福島を拠点に活動してきたアレクサンダー・テクニーク教師の友人、田中千佐子さんからメールが届きました。彼女は無事で、いわき市から福島県喜多方に避難中だそうです。

ご本人の許可を得て、掲載させていただきます。

(24日17:46追記)
これを掲載したあと、「チェルノブイリよりひどい」との記述の根拠に関して、生徒さんから問い合わせがありました。これは福島で被災した私の友人が、ガソリンを得るために走り回ったり、ご家族や生徒さんたちのケアをされている合間に急いでご自身の思いを書かれたメールなので、原発に関する客観的な意見を求めている方には、ほかの情報もあわせて参考にしていただくのがよいと思います。

 

私が田中千佐子さんのメールをブログに載せたいと思ったのは、アレクサンダー・テクニークをこういうことに生かすことができるのかについて、自分自身が考える材料になっているのがひとつです。
もうひとつは、福島の友人の生の声を聞くことで、東京では感じられないことを感じるヒントになったので、という理由からでした。

***************************

近況を報告します。
今いる会津は、まだ放射線飛散が東京より低く、ガソリンを除いて物資もあります。こちらに避難している方が多いです。心配なのは福島市です。放射線がいわき市より10倍も多いです。(NHKの被ばく線量情報から~一時間おきに測定してテレビでながられる)  風向きや線量を毎回チェックしています。

仙台周辺は(私の仙台の生徒さん情報)仙台駅は機能マヒ ガスが通っていないところ、岩沼の生徒さんからは水、食糧、ガソリン調達にせわしく、くたくた)
私の仙台の部屋はめちゃくちゃでしたが、仙台の生徒さんが片付けに入ってくれました。本当にありがたいことです。生徒さんは全員無事(岩沼、名取の生徒さんを含め)とのこと。ガソリンがはいったら米沢経由で一回仙台に行こうと思っています。

10日たっても毎日震度4ぐらいの地震があります。
もう震度4は平気になりました。

考えたこと
刺激に反応しないようにすると、無気力症候群になります。
意識を体のなかにしっかり置き、刺激を受け止めたほうがよい。

「意識と体がかい離するので
かい離しないようにする。(体を叩いたり、マッサージをしたり、さすったりして)」
そのことを最優先にし、そしてプライマリーコントロール

そうすると「プライマリーコントロールはセカンドコントロール」かな
と一人でつぶやいています。
母親とも涙ながらに言い合いました。
母親の不安を体ごと受け止めています。

福島原発について私考を述べます。
チェリノブイリよりひどいです。 修理・復旧より早速閉じ込め
にした方がよい。 長引くと放射線のばらまきが世界中に回ります。

<想定外について>
塩釜の防災について昨日NHKで放映されていました。
一定の基準で防災を施設、訓練をしていた。
津波の時、大人は防災センターに逃げ込んだが、そこで60名の死亡
子どもたちは決めていた場所に逃げたが、機転でさらに山に登って
全員助かったと。
災害を想定して防災設備を作るが、想定外は想定していなく
それにたよる。
その瞬間に動物的直観で想定を外して行動できるか?

政府・東京電力・原子力安全保安院の「想定外・想定外」を聞くたびに
おもう。
私の課題:これを外せるかどうか
生命の危険にさらされた時、動物的直観で動けるか!

福島県の原発周辺の行方不明者を速く探して!

ちさこ
2011.3.22

Share Button

  

One thought on “福島からのメール

  1. �����������������������������������
    膩���˨�c�〠����������c��������
    篌�腓障�勌����c�����筝�������������������������
    ��˨����⓾�����絎倶����勐�������障�������������������с����障��鐚�

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です