手放したい癖や、習慣的反応に戻ったことに気づいたとき、自分で何かできることはありますか?
(レッスンとレッスンの間に、家でひとりでできることのヒント)。
・まず、癖や習慣的反応を=悪い、とは思わないようにしましょう。
・自分の癖は、反応に気づいただけでも、十分に意味のあることです。なので、無理に何かをしなくてもよいです。でも、もし気持ちの余裕が十分にあったら、次のようなことをやってみてもよいでしょう。
・ゆったりとした気持ちで自分を観察してみてください。あせって癖をすぐにパッと直さないで、まずは自分が癖に入るときのパターンを観察してみてください。形だけじゃなくて気持ちにも目を向けてみるといいです。
・癖を直接的に変えようとしないでください。まず、
”首が楽で、頭がプレッシャーなくその上にあり、脊椎全体が解放されていく” と思ってみましょう
”思うだけ”でよいです。できている実感があるまでやると、それは、やりすぎです。やりすぎると、緊張が生まれて、固くなってしまうので逆効果です。
また、”思う”ときの言葉にはあまりこだわらなくてよいです。
首が楽に~、と思うとかえって首が緊張してしまう、というタイプの方は、「足が地面に軽やかに着地している」ということを、まず思ってみてください。
このように”首が楽に~”とか”足が地面に着地していて~”と、まず思うことで、いつもの癖や、習慣的反応が出にくくなったり、少なくなっていると思います。それから動きに入ってみましょう。
あるいは、動きの癖以外でも、考え方の癖、感情の癖にも、同じように応用してみてください。
考えはじめる前、刺激になることを思いうかべる前に、上に書いたようなことを ”思って”みる2、3秒の時間を、自分のためにとってみてください。
すぐに変化が見えてこなくても焦らないでください。感じられないくらいの変化が積み重なって、意味のある変化になっていきます。体が長年の習慣を手放すのには、十分な時間が必要です。
癖というのは、理由があって培われてきたものです。
癖に、「今までごくろうさま。でも今はその癖はなくても私はやっていけそうよ。」と、言ってあげてくださいね。
今、まだ言ってあげられそうになければ、時間をかけてくださいね。
そのほかに、家でひとりでできること
もっと簡単にできることとして、「セミスパイン」、「建設的な休息(constructive rest コンストラクティブ・レスト)」などと言われている姿勢をとって、休むこと、が、あります。
長くなったので、分けて書きますね。こちらをどうぞ → セミスパイン~家でできること