今、ボストンに来ています。2週間、滞在する予定です。
ボストン南部のドチェスターというところにあるお家にお世話になっています。古くからある町らしくて、わりと古い家が多いけど、庶民的な町で、黒人やアジア人が多いです。なんとなく、馴染みやすい感じ。
私は何回かボストンに来たうち、友人のところに泊まったとき以外は、ここにお世話になっています。
最初に来たとき、滞在費を浮かすために、Roommateservice.com というインターネットのサイトで見つけた、個人のおうちです。
アメリカには大きいお家が多いけど、普通の人には家賃が高いので、何人かで家をシェアして住んでいる人が多いようで、今はほかに3人、ルームメイトがいます。学生はいなくて、みんな働いている人です。
家主がインターナショナルな考え方の持ち主で、彼自身は白人アメリカ人なのですが、ベトナム人の孤児だった人を養子にしていて、その彼が成人して家族をもって、下の階に住んでいます。
私が最初来たときは、彼はティーンエイジャーでぐれていて、犯罪事件を犯しちゃったりもして大変だったみたいでした。
それでも、血がつながっていない子どもを辛抱強くサポートしていたシングルファザーの家主は、ほんとにすごいなあ、と思いました。
次に行ったときは彼は、熱心なクリスチャンになったらしくて、やたら早起きでした。
私にインスタントのベトナムラーメンを作ってくれて、「これからダンス行くんだけど、行かない?」とか、ベトナム訛りの聴きとりにくい早口英語で誘ってくれました。疲れていていけなかったけれど。「行こうよ!たのしまなきゃ!」とか、熱心に言ってくれてたな。
今では同じベトナム出身の奥さんとのあいだの、二人の子どものパパになってます。
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そう、猫の話でしたね。
ルームメイトが飼っている、黒い大きな若い猫がいるんです。オランドという名前です。なかなか思慮深い猫で、私にも興味をもってくれてはいるんですが、部屋までは入ってきません。いないときにこっそり部屋をのぞこうとしていたけれど、私が帰ってきたら慌てて逃げたりしてて、かわいい。。
でも、音楽が好きなようで、私が部屋でギターを弾いていたら、はじめて部屋に入ってきました。
そして、今日、持ってきたひょうたんスピーカーにIpodをつなげて聴いてたら、隣の部屋でピアノの音がぽろんぽろんとしてきました。
だれか帰ってきたのかな? と思ったけど、すぐ音はやんだので気にせず、用事をしていました。それからまたぽろんぽろん♪ と音がして、隣の部屋に出たら、猫がピアノの椅子にのっていました。
でも座ってはいなくて椅子に寝っころがってもぞもぞもぞもぞしています。
私がひっこんだらまた音が聞こえてきました。
出たら、またピアノの椅子に寝っころがってもぞもぞ。。
弾いているところを見られるのがはずかしいのかな?
家主も、「この猫はピアノを弾いてくれるんだよ」と言っていて、
お、だからピアノのふたがあけっぱなしになっていたのか?
と、そのときは思ったのですが、
でも、ピアノの上を歩くとか、そういうことかな? と、思っていました。
こんなにきれいな音でぽろんぽろん弾くとは思わなかったな。
見ていないから想像だけど、前足を鍵盤に乗せて、注意深く弾いている感じです。
面白い猫ですね~!ぜひ聴いてみたいものです。
こんな感じだったのかな~?
http://jp.youtube.com/watch?v=TZ860P4iTaM