しばらく前にアップした「絵を描く猫」について、けっこう興味をもってくださる方が多いようです。そのブログにいただいた、なおこさんからのコメントが、興味ある方には貴重な情報になると思うので、こちらに再度アップさせていただきますねー。最後に絵を描く猫の動画のリンクがありますよ。
“Why Cats Paint”(『なぜ猫は絵を描くのか?』)とてもいい本でした。歴史もていねいにひもといてあって、猫が絵を書くことの「神性」が古代エジプトではていねいに守られていたことや、中世になって、それが悪魔視されるようになって、魔女狩りの時代に、魔女の相棒として猫たちが殺されたこと、古いタロットカードの「月」や「女司祭」のカードに絵を書く猫がモチーフになっていたケースや、ドイツの民話では動物がなにか絵を書くときには猫の姿に変身してからそうするようになっていること、などなど、興味深かったです。
日本の「招き猫」の元祖も、19世紀の終わりに小樽に住んでいた絵を描く猫が、話題を呼び、飼い主の人に富をもたらしたことが発端だとか。なので「招き猫」が手をあげているのは「招いている」のではなく「絵を書いているところ」なのだそうです。
猫が絵を描くこと、猫の知覚世界を、人間の知覚世界をおおいかぶさずにみていこう、と真剣な研究をされている方たちがおられることに心がうごきました。人間優位主義をほどいて、ほかの種の視点をリスペクトしていく、大事な試みとおもいました。
この本のなかに東京に「Museum of Non-Primate Art」というものがあると出ていて、調べていたら、そこのホームページに、実際に絵を書いている最中の猫さんのビデオ映像がありました。
↓
http://www.monpa.com/wcp/documentry.html
(quicktimeの映像です)
ストロークを足していくタイミングなど、深みというか、威厳というか、趣があります…。
投稿者プロフィール

- ATI認定アレクサンダー・テクニーク教師(教師歴26年)
国立音楽大学非常勤講師。20歳でアレクサンダー・テクニークに出会い、1600時間の養成課程を経て1999年に認定取得。その後米国ボストンのAlexander Technique Center at Cambridgeで学ぶ。野口整体、プロセス思考心理学などにも関心を持ち、学びを深めながら、「自分の心身全体を自分のものとして取り戻す」アレクサンダー・テクニークのレッスン/講座を指導している。
【主な著書】
『演奏がもっとラクになるアレクサンダー・テクニーク実践のヒント48』(ヤマハ)
『無駄な力がぬけてラクになる介護術』(誠文堂新光社)など。
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ま~おどろいた!
最近になって急にネコに関心が出てきたのですが
「ネコかわいいなあ」と思うようになっただけでも
ちょっとした衝撃だったのにこれはまた・・・
以前の記事のほうへのコメントも読ませていただきましたが、その中で
「絵を描いたことへのごほうび」の影響についてのことも書かれていましたね。
私は仕事で絵を描いたりすることもあるので
「猫」を自分に置き換えてみると
ブォ~~~ンとかすかに、だが確実に奥のほうで響くものがありました。
いや~おもしろいことを知りました。