リカさんと出会い、教え方の違いについて考える

えー、このブログは日付をさかのぼって投稿してみました。

イスラエルからリカ・コーエンさんというアレクサンダー・テクニックの先生が来日して、ワークを受けました。リカさんは2年前まではアメリカのニューヨークに住んでいて、ニューヨークの友人や、私がボストンで習ったトミー・トンプソン氏などから、「こわいけどいい先生だよ」などと、いろいろ噂を聴いていたので楽しみにしていました。67歳になる先生です。

受けてみて、とても興味深かったです。アレクサンダー・テクニックの先生はけっこう個性的な人が多いし、また100年の歴史になるテクニックなので、原理はシンプルなのですが、人によってその解釈の仕方、受け止め方、やりかたなどがけっこう多様なのです。
リカさんのワークは今まで受けたどの人のワークとも違う感じでした。
リカさんはマクドナルドさんという人に習った人なので、「マクドナルド派」と言われたりもするのですが、
いわゆるマクドナルド派の他の先生とくらべても、ユニークな感じがしました。

でも同時に、究極的にはいろんな先生ともやっぱり共通するなあ、とも思いました。

まだ私自身体験が言葉にまとまっていないのですが、ゆっくり消化していきたいと思います。

でも言葉にはまとまらなくても、翌日からのレッスンが、少し、より明快にできるようになった気がして、やはり影響をあたえてくれる先生に出会えるというのはうれしいです。

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ワークの内容とは少しずれますが、
リカさんの人となりが、なかなか魅力的でした。
「強烈な人」「こわい人」「だけどかわいい人」などの前評判を聞いていて、
たしかにそうなのだけど、それがあいまって、魅力的な人でした。

リカさんは自分の考えをとてもはっきりと表現する。
「アレクサンダーテクニックというのは、こういうものなのだ」
と、それが他の人の考えと相容れなくても、はっきり言う。

なんだけど、自分の考えと違う人を、避けたり排除したり、ばかにしたりしない
人だ。ということを、強く感じました。

だから、ワーク中はリカさんのやりかたでやらなくちゃいけないけど、
自分は自分のままでいていい、という妙な安心感がありました。

もしかしたら、リカさんがイスラエルの人だということも関係してるのでしょう
か?
「宗教だっていろいろあるのだから、ワークに関する考え方が人によって違うの
もあたりまえなのよ。仲良しの○○(AT教師)とも、毎日のようにお互いにワークしあっているけれど、彼だって私と同じようには考えない。それでいいのよ。」
というようなことを言われてました。

それで、かなり違うワークをするトミー・トンプソンとも親友なのだなあ。

それから、「私に習ったからといって、私と同じように教えようとする必要はないのよ。違う人間なんだから、そんなこと、できないし」と、言われていました。
なんだか、そういうふうに言ってくれる先生の存在は、うれしいです。

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