2週間ほどアメリカに行って帰ってきました。
途中、風邪をひいてしまって、実は寝込んでいた日も多かったのです。
今年は世界的に、風邪が長引く人が多いようですね。
でも風邪をひくと、ゆるむきっかけになるし、ゆるむとその後、前より元気になる気がします。
(野口晴哉『風邪の効用』ちくま文庫 という本はお勧めです。)
それでもアメリカに行ってよかったです。
アメリカではシアトルのアレクサンダー・テクニックの先生のところと、オレゴン州のプロセスワークセンターに行ってきました。
今日はプロセスワークセンターで参加したワークショップの話を少し。
「落ちこぼれの道(Tao)」という名のワークショップに参加しました。
競争社会のなかでは落ちこぼれることはまるで「罪悪」のように扱われることもあるけど、落ちこぼれること、落ちこぼれている時期にも意味があるのではないか?
自分にとってのその意味を、探っていってみる、というワークショップでした。
その意味をさぐることで、自分はほんとうはどういう方向に進んで生きていきたいのか、ということを、よりよく知るヒントになるかも、というようなワークショップです。
私はみんなの前でワークしてもらったのですが、やってみると、
赤ちゃんみたいに、一つ一つの物事を確かめ、味わいたい、
というのが、出てきました。
みんなが、「赤ちゃんみたいに一つ一つの”動き”を味わっている感じが、見ててよかった。」と言ってくれて、
私はそれは、私がアレクサンダー・テクニックをやっている意味とも通じるのかもな、と、少し思いました。
ときどき、いろいろなことに興味があるなかで、
なぜ私はアレクサンダー・テクニックを教えるなんてことを、してるんだろう、と、わからなくなるときがあるので。
確認できてよかったです。
私のことを全く知らない人に、「たぶん、ボディワークが好きなんじゃない?」と言われたのも、なぜかうれしかったです。
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それから、「競争も好き。勝つのも好きだけど、負けるのも好き」というのも出てきました。
なにごとも起こらないより、人とのやりとりのなかで、なにかが起こるのが、けっこう好きみたいです。
自分でもあまり知らなかった一面です。
というか、
最近、自分が意外と競争が好き、ということがだんだんわかってきて、
それがちょっと自分でいやだったんです。
でも、出てきたのは「勝つのも好きだけど、負けるのも好き」
だったので、
結局子どもみたいに遊びたいんだな、私、
と、わかって、なんだかおかしくなりました。
味わい深いなー。
「落ちこぼれの道」っなんて、素敵なワークショップだね。
うーん、全然ネガティブじゃなくて、すごくプレセンスな感じだね。
安心するね。いいなあ。
ゆりこさんのfreeなアクティブさは「負けるも好き」だからかもね。
私は結構、負ける恐怖心で動けなくなってしまったりするので、すごいなと思う。
負けるのも、好き。っていいねー。私も、競争が本とはすきなんだけど、こわいのもほんとで、とも子さんのコメントのように、負けるのが怖いってすごくあるな。運転していて、追い越したときに、怖いと感じることもあるの。私の場合、追い越す為に追い越すことはないのだけど、追い越された人に憎まれたらどうしよう、なんて考えがふとよぎるのね。妄想だけど。
太極拳の推手という、パートナー練習では、『まけることに投資する。』というのね、勝つことばかり考えてると、自分の緊張のパターンから、抜け出せない。負けることで、自分より強い相手から、何かを学ぶことが出来る。私の相手は主にハリソンで、パートナーだから、まけてばっかしで、くやしいけど、ずいぶん、ならったよね。