「ふらふらと立っている」とヴァイオリンの先生に注意されていましたが、今は安定感が出て、立ち方を注意されなくなりました。

ヴァイオリンは立って演奏する楽器ですが、四月の段階では演奏をする際に「ふらふら立っている」と度々注意されていました。自分では全く意識していなかったので、何を注意されているのかよく分からず、どう直していいのかも分かりませんでした。
また昔から姿勢が悪く、夜仰向けになると腰が痛むのが悩みでした。歩き方にも少し問題があり、何もない所でつまずくこともよくありました。

アレクサンダー・テクニークで最初に自分の正しい姿勢を知った時には、その自然さにとても驚きました。そして今まで自分が楽だと思っていた姿勢が体にとっては負担のかかる姿勢だったことに気付きました。
最初はそれがわかっても、次の週にはまたすべて忘れてしまっていたり、演奏に反映しようとするとなかなか難しかったのですが、回数を重ねるうちになんとなくそれが身についていったように思います。

今ではヴァイオリンのレッスンの際に立ち方を注意されることはなくなりました。自分ではそこまで意識していないのですが、周りで見ている人によると、立ち方に安定感が出たそうです。そのせいか、音量も出るようになったように思います。

またアレクサンダー・テクニークを受講したことで、自分の体に対する興味がわきました。最近ヨガを始めたのですが、アレクサンダー・テクニークに通じるものがある気がします。体を不自然な形で使う職業柄、自分の体と向き合うことの大切さを改めて感じています。

(Y.Kさん ヴァイオリニスト 大学院生)

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