ヴァイオリンは立って演奏する楽器ですが、四月の段階では演奏をする際に「ふらふら立っている」と度々注意されていました。自分では全く意識していなかったので、何を注意されているのかよく分からず、どう直していいのかも分かりませんでした。
また昔から姿勢が悪く、夜仰向けになると腰が痛むのが悩みでした。歩き方にも少し問題があり、何もない所でつまずくこともよくありました。
アレクサンダー・テクニークで最初に自分の正しい姿勢を知った時には、その自然さにとても驚きました。そして今まで自分が楽だと思っていた姿勢が体にとっては負担のかかる姿勢だったことに気付きました。
最初はそれがわかっても、次の週にはまたすべて忘れてしまっていたり、演奏に反映しようとするとなかなか難しかったのですが、回数を重ねるうちになんとなくそれが身についていったように思います。
今ではヴァイオリンのレッスンの際に立ち方を注意されることはなくなりました。自分ではそこまで意識していないのですが、周りで見ている人によると、立ち方に安定感が出たそうです。そのせいか、音量も出るようになったように思います。
またアレクサンダー・テクニークを受講したことで、自分の体に対する興味がわきました。最近ヨガを始めたのですが、アレクサンダー・テクニークに通じるものがある気がします。体を不自然な形で使う職業柄、自分の体と向き合うことの大切さを改めて感じています。
(Y.Kさん ヴァイオリニスト 大学院生)
投稿者プロフィール

- ATI認定アレクサンダー・テクニーク教師(教師歴25年)
国立音楽大学非常勤講師。20歳でアレクサンダー・テクニークに出会い、1600時間の養成課程を経て1999年に認定取得。その後米国ボストンのAlexander Technique Center at Cambridgeで学ぶ。野口整体、プロセス思考心理学などにも関心を持ち、学びを深めながら、「自分の心身全体を自分のものとして取り戻す」アレクサンダー・テクニークのレッスン/講座を指導している。
【主な著書】
『演奏がもっとラクになるアレクサンダー・テクニーク実践のヒント48』(ヤマハ)
『無駄な力がぬけてラクになる介護術』(誠文堂新光社)など。
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