楽器(ドラム)とケンカしなくなり、演奏後ぐったり疲れるということがほとんどなくなりました。また上達のスピードが速くなりました。

僕はドラムをやっていますが、ドラムに限らず、音楽、踊り、スポーツ、格闘 技から、作法、立ち振舞い・・・分野は違ってもその道の一流の人ほど、合理的で、共通した身体の動きがある、という話を聞いた事があり、身体の使い方、動 かし方、呼吸など全般について興味がありました。

レッスンを受けて、自分の身体や、楽器とケンカしなくなったと思います(まだ途上です)。 今までは、演奏後はぐったり疲れる、練習中何故か眠くなる(無駄な力みによる酸欠だったのでは?と思ってます)手首や足に痛みがある、といったことがあり ましたが、今は殆どなくなりました。そういった事につながる悪い癖・動きを、レッスンを通してやめられるようになったからだと思います。 それに伴い、上達のスピードが早くなりました。 考え方にも変化がありました。

1.以前いただいたメールで、(ちょっとうろ覚えですが)「頑張り方」を変えてみる。「普段とは違う頑張るにする」といったお話しがあったと思います。あ!そうか!! でした。

僕がそうでしたが、「一生懸命頑張る」を 苦労すること、辛くなくてはいけない、と考えてしまう人、多いのでは、と思います。その時点で、「頑張るぞ!」と無理な力が入って、ガチガチだったように思います。 巨人の星の大リーグボール養成ギブスみたいなものでしょうか。

2.自分の体への間違ったイメージを正す事で、本来の動きを取り戻す、という考え方。 こちらも、なるほどーでした。アレクサンダーテクニークを知らないと、多分みんな知らない考え方ですよね。

ちょっと話はそれますが、体だけでなく、自分の性格とか、思考の癖、行動パターン、自分の短所・長所 過去の出来事など、第三者的に、客観的に正しく理解できると これまた生活や気持ちにも 変化・改善が起こるようで (この辺、まだ研究中ですが)大変興味深いトコロ・・・。

3.「抑制」のこと。 先生のレッスンの中では、「反応しすぎない」とおっしゃってたでしょうか。 この部分を知った時、自分や周りの人が、刺激に対して必ず決まったびっくりパターンをとっている、・・・で辛くなっている事が多いとわかりました。この考え方も知っているのと知らないのとでは、随分違ってたと思います。

一生懸命練習してきたけど、何かうまくいかない、という人はぜひレッスンをうけてみてはと思います。 自分の身体の事を再認識できて、アレクサンダーテクニークの考え方も含め、何かのヒントになると思います。

また、僕がそうなのですが、言葉で教わり頭で理解するのではなく「身体で覚えたい」という方も良いと思います。 「手取り足取り」、先生のガイドを受けて、実際に身体を動かしながら体感できるレッスンだからです。

(S.Tさん、ドラマー、埼玉県在住、2008年)

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