スムーズさや穏やかさのなかから どんな動きや表現、あるいは力が生まれてくるのかを楽しみにしてみる

(寄せていただいたレッスンの体験談をご紹介させていただきます。)

アレクサンダー・テクニーク。
よくわからないけれど魅力的な響き。
いつかレッスンを受けてみたいと思っていた。

数年ごしではじめて経験できた。
出会った人は、石井 ゆりこさん。

僕にとってはどういう経験だったか
すこし書いてみる。

ゆり子さんにガイドしてもらいながら
自分の身体という空間の広がりを
思い出していったかんじ。

ことあるごとに、力む、縮むことが
力を発揮することだと思っている
自分の(身体と意識の)癖

固まることで、そこに力があるように
認識したがる意識の癖

みたいなものをみつけながら

身体のなかの、盲点みたいなものを
気づかせてもらいながら

自分の身体は
いつも広くていい 大きくていい
力まずに心地よくてもいい

自分だけの力で動く必要はなくて
地面からも力をもらえる

ということを思い出していく
そんな時間だった。

どこかに力みがない状態

つまり、全身に力が分散した状態
全体で全体を支えているような状態って

一カ所に明らかに負荷が
かかっているわけではないから

かえってなんか不安になってしまう
というところがある。

で、落ち着かずに
やっぱりどこかに負荷を集めて
安心する、みたいな。

でも、ある場所にある負荷を
別の場所に移したところで
結果的にアンバランスは変わらない。

局所的な負荷や緊張がないことに
なれていく。安心していく。

そのスムーズさや穏やかさのなかから
どんな動きや表現、あるいは
力が生まれてくるのかを
楽しみにしてみる

たった1時間弱のレッスンのなかで
そういう可能性をたくさん
教えてもらった経験でした。

からだのことのようであり
こころのことのようであり
人と人のことのようであり。

いま自分にとってホットなテーマは
背骨の太さを感じながら生きる。
かな。

(松井雄一郎さん 2017年)

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