治さない、治せない

「アレクサンダー・テクニークは治療ではない」と、よく言う。 実際治療じゃないし、私はその治療じゃないというところが好きなんです。 でも、ワークすることで、症状がよくなったりする場合がある。 それは施した術の結果ではなくて、本来あるべき姿が取り戻ってきたからだったり、その人のなかで、いろんな要素がより統合されたからであったり、余分な努力や不必要な力を手放すことができたからだったり、ということなわけです。 レッスンはそのきっかけになる刺激だったり、情報提供だったり、交通整理だったりにすぎないんだと思います。 でも、症状がよくなることを期待して「早くよくなれよくなれ」と思いすぎると全然よくならなかったりする。 「よくなりたい」という思いからもちょっと離れて、まずは症状と共存しようというぐらいのところにいるほうが、少しづつ変わっていきやすいようです。 * * * * * さて「治療じゃない」ということについてですが、最近、アレクサンダー・テクニークとかだけじゃなく、医療に携わる人も、「治さない」ということを掲げる人があちこちで出てきているようなのです。 最近では、がんの医療に携...
More