楽器を弾くときの、指先の感触に意識を向ける

楽器演奏で音を出すために

・鍵盤を押す
・管楽器のキーを動かして楽器の穴をふさぐ
・管楽器のバルブを動かす
・弦楽器の弦を指で押さえてフレットに触れさせる

というような動きを、指を使って行いますね。
そのときの、指で鍵などを動かして届かせる目的地までの距離は、大きいものでも1センチに満たない、小さな距離です。
それなのに指に力を入れすぎて、目的地に指が届いてもさらに指を楽器に押し付けてしまっているかもしれません。

あらためて、指先が鍵や弦を動かす感触を意識してみましょう。
五感のうちの、「触覚」を意識して弾いてみましょう。

一音を弾くとき
和音を弾くとき
曲を弾くとき
フォルテの音
ピアノの音

それぞれ、指と楽器の触れる触覚と、動きの感覚を意識して弾いてみると、どんな感じでしょう?

動きと感覚を意識することで、音楽の流れと指の動きの流れが、より一体になって感じられるかもしれません。
楽器の音も、より響いて鳴るようになるかもしれません。

さらに、その指の動きの源泉が、胴体の中心、背骨や骨盤にあること、
背骨や骨盤から、指の動きがサポートされていることを意識してみましょう。

大きい音を出すときでも、指を楽器に押しつける必要はないことに気づくかもしれません。

やってみて、いかがでしょうか?

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