在宅でパソコン仕事をやっているとき、
自分はパソコンにかぶりついて固まっているんだろうな〜とは思っていましたが、
レッスンしてみて新鮮だったのは、その状態に、
自分がどんなふうに入っていくのかに気づけたことでした。
それは、仕事している自分を、普段に限りなく近い状況で再現できたからだと思います。
こういうレッスンで私がいつも思うのは、
「レッスンはできていても、実際の環境にいくとできないんじゃないか」ということです。
ただ今回は、実際の環境でレッスンを受けているうえに、
先生から「実際の仕事を今やってみることはできますか」と言っていただきました。
それで、これから送る必要のあるメールを、実際の相手にむけて書いてみたら・・・
レッスン中にもかかわらず、自分の意識(というか中身全体)がスーッと、
仕事とパソコン画面に引き寄せられていくのがわかりました。
あ、私は普段こうやって、仕事に意識が吸い寄せられているのか、と。
そこからは、「あ〜いまからだを思い出したな」「ちょっと視界が広くなったぞ」などなど・・・
短い時間の間に、自分の中の感じが変化していきました。
このリアリティは、レッスン室では実現しなかったと思います。
自分の部屋に、先生がオンラインでやってきて、レッスンしてくれているような感じですね。
「普段行っていること」を見直してみたいときにオンラインレッスン、というのはおもしろいなと思いました。
こんな感じの体験でした。
レッスンのはじめのほうでまわりを見回すのをやったときは、ピンときていなかったのですが、
終わったあとに、視界が広がったようにも感じました。
パソコン画面に吸い込まれる感じに気づいたことが、関係しているのかも。
頭の後ろ側を思い出すことで、意識も少し後ろに引かれて、結果として視界が広がるような感じです。
2日たちましたが、いまだにちょっと楽しい気分を味わっています。
(S.S様)
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HOME » アレクサンダー・テクニーク レッスン体験談 » ページ 3「一番実感するのは、ステージで緊張したときに冷静になれるようになったことです。今までも、緊張しても「やりきる」ことはできたんですけど、冷静にやりきるというより、ノリでいっちゃう感じだったんです。でも今は、「こういうふうな状態になっているけど体とは別だ」、というふうに冷静に見えて、コントロールできるようになった。それを本番のときに実感します。
本番のときにまわりの状況に影響されてしまわずに、自分のなかに居たまま、しっかりパフォーマンスできるようになった感じです。冷静になったのは、やる気がないとかそういうことじゃなくて、ちゃんと「コントロールできている」というのを感じます。そもそも「コントロールできるんだ」ということを知りました。
たとえば、以前は、自分の歌のパフォーマンスを後で動画で見たときに「こんなガチャガチャと動いてたんだ」と思うことがあったんですけど、今は無駄なく動けるようになってきて、そのときに「ステージのうえで大きく見えた」と言われたんです。大きく動いているわけでもないのに「大きく見えた」と言われたから、なるほど、と思いました。がちゃがちゃしなくていい、という自分の使い方を教えてもらったなと思います。
あと、どこかに力が入っているときに「力が入っているけれどこれはどうにかできる」ということもわかった。以前は若さもあって、そのままでもガッといけたかもしれないんだけど。今はガッといくと良い方向に出ないので、体の使い方というのは必要なことだなと。
でもこれを人に言うのはほんと難しくて、体で感じたことを言葉で言うのは難しい。でも先生はそれを言葉でわかりやすく言ってくれるので、それに助けられています。
「27歳くらいで声は出なくなる、楽器も、上達するには何歳までにやらないと…」というようなことを誰かに言われたことがあったんですけど、それは超えられると思いました。楽器をただ弾くだけでなく、体の使い方も含めてできるようになれば、逆に今まで以上にできるようになるんだということがわかりました。楽器をどう上手に演奏するかということの前に、体があるんだなということがわかりました。
もっと早くアレクサンダー・テクニークに出会っていたらと。楽器やる人にだけじゃなく、どんな人にでもすごく大事なことだなと思います。
楽器に関しては、長い時間練習できるようになりました。楽器をやっていない時間があったとしても、久しぶりに楽器を持ったときに前よりうまくなっていてびっくりしました。窮屈じゃなくなったし、弾いている途中に息が止まっちゃってる、固くなっているところがあったと思うんですけど、そういう悩みも、逆にやらない時間で解決されていたりしたんです。なので時間が空いてからの練習も楽しみになったし、毎日練習していても疲れなくなって、それはすごくびっくりしました。それで練習する時間が自ずと増えるというか…。
先生の言葉選びが丁寧で、決めつけない感じというか、「それもありだし」、というところから話をはじめてくれるので、「こうしなきゃいけないんだ」というのがなく、いろいろ質問もできるし、それが、やりやすくてありがたいです。「これはだめなのかな」と思って聞くと、「いやそれもありだし」というところから広がる感じになるので。
たとえば電車のなかで座るときも、姿勢が悪いのはだめなんじゃないかと思っていたけど、「そういうときもそういうときである」というふうに先生がおっしゃっていて、「今はそれも、選んでそうしているんだって思っていればいいです」ということだったので、たまに電車のなかでどうしても疲れてグチャッとなっていても、今だけ、と思える。で、そのままでいるとだんだんきつくなってくるので、直して、こっちのほうが楽だな、と、それを、自分のなかでちゃんと選べるようになった感じがします。先生のところに来ると、勝手に楽になったりする自分がいて、先生の教え方に助けられている気がします。
先生が言っていることをすぐに頭で理解できるわけではないんですけど、回数を重ねていくうちに体がわかってきていて、それも、あとで「生活に生かせているな」ということに気づいて実感するみたいな感じで、本当に続けることが大事だというふうに思います。いろんなところで、「これが先生が言ってたことか」ということを、あとから気づくというのが楽しくて、まずレッスンに来たら先生が言っていることを浴びるというのを意識しています。
先生が伝えてくれる言葉は、決めつけている言葉ではなく、気づかせてくれる。たとえばさっきの、自分とその「向こう側の空間を含める」とか、そういう言葉で気づかせてもらったりして、先生からの言葉によく感動します」。(談)
豊田まりさん(歌手) 21回目のアレクサンダー・テクニーク・レッスンを終えてのインタビュー。
まりさんは、歌を歌うほかに、ギター、バンジョー、バウロン(アイリッシュの太鼓)などの楽器も演奏されています。
「うわー、まっすぐ立つってこういうことだったんだ!」
最初のレッスンで、とにかくびっくりしました。 今までの立ち方ってなんだったんだろう?と。 立ってるだけでこんなに気持ちが落ち着くなんて。
私は、今まで、身体を意識するということなく、なんとなく過ごしてきた会社員です。
心身ともにどうもシャンとしないなぁ、と感じていたとき、ふと、名前だけ知っていたアレクサンダー・テクニークをネットで検索して、レッスンを受けてみ ることにしました。 人前で話すとき、緊張しないでいられるようになれたらいいな、と思ったのも理由のひとつです。
運動が苦手だったので、身体感覚を養う/からだとこころのつながりというようなことを諦めていたのですが、 アレクサンダー・テクニークはそういう人にも向いてるんじゃないかなと思います。 身体を強く押されるわけでもひっぱられるわけでもないのに、ガラッと変化する感覚。
身体の感覚が変わると、気持ちもすっきり前向きになるような気がします。 またまだレッスンを受けはじめて二ヶ月ぐらいなので、ふだんの生活では、意識するのを 忘れがちですが、「あ、今また前のめりになってる!」と気がつく回数は、少しずつ増えてきています。 そんなふうに、いろいろな感覚に気づいて、よい変化を起こしていけるといいなぁと思っています。
(K.Sさん 会社員 東京都)
現在地: HOME » アレクサンダー・テクニーク レッスン体験談 » ページ 3
私は管楽器(ユーフォニウム)を吹いているのですが、演奏するときも、無意識に、腕や背中、足など、色々なところへ必要のない力をかけていたことに気づきました。
立って・座って、楽器を構える瞬間、ゆりこ先生のアドバイスをちょっと思うだけで、楽器がいつもより軽く感じられます。演奏中、空気を吸ったり吐いたりする時にも、身体が今までより、やわらかく立体的に感じられるようになりました。
空気は「自然に」入ってきて、出て行くときも身体のあらゆる所が「自然に」支えてくれます。
テーブルワークでは、自分の体のいろいろな所が、こんなに長く、広かったのかとびっくり!レッスンの度に、立つこと、座ること、歩くこと、呼吸をすること、、、普段何気なくしていることが、本当はこんなに楽でスムーズなのかと新鮮でした。(そうしていなかったことにも気づかなかったので。。。)
身体の感覚はもちろん、私は気持ちにも変化がありました。自分が今、どういう状態か、いい意味で冷静に感じられ、不必要な緊張がなくなり、あらゆる「間(ま)」を楽しむ余裕ができたように感じます。演奏しているときも、そして、普段の生活でも、そう気づく瞬間があります。
日常生活の中の自分と何かをしている自分、身体と気持ち。全てがつながっていて、相互作用していることを実感する今日この頃です。
何かをする人や、どこか体が辛い人はもちろん、今、気になることがない人も、アレクサンダーテクニークに触れるときっと新しい感覚が得られると思います。
(E.Y.さん 管楽器(ユーフォニウム)奏者)
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HOME » アレクサンダー・テクニーク レッスン体験談 » ページ 3楽器を演奏する人はだいたい職業病として肩こりや腱鞘炎になり、体を壊すと言われています。私も実際に体を壊しました。そうなることが当たり前、楽器を辞めない限り治らないとさえ思ってもいました。しかし、先生の授業を受けて、それが間違っていることに気付きました。
原因として
- 楽器を構える際に余分な力や動き加わっていて、自分の一番楽な姿勢でなかったこと。
- 楽器を自分に運んでいるつもりが、実際は自分が楽器に近づいていたこと。
- 体の一部分のみを動かそうとしていたこと。
がありました。つまり、自分を苦しめているのは楽器ではなく、自分自身によってでした。自分の体(心)は自分でつくり上げていることをとても実感しました。
それからというもの、楽器を演奏する以外でも自分の身体の動きを意識するようになりました。日頃どんなに、無駄な動きをして自分に負担をかけていたことか。。。見直すことばかりです。
時間はかかるかもしれませんが少し意識するだけで自分の体がスムーズに動くようになり、気分も良くなるので、毎日自分の体の動きを意識した生活をしていきたいと思います。
先生の優しく丁寧なご指導は一回一回が興味深く、とても楽しいものでした。そしてたくさんのヒントを得ることができました。ステキな時間を本当にありがとうございました
(M.Kさん/フルート奏者)
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