あがり症(3)~緊張を味方につけて、自分が表現したい世界を描く

本番で緊張しやすい、あがりやすい、ということに悩んでおられる方が多くいらっしゃいます。 緊張したり、あがったりするのは、その場が、その人にとって大事な場だからこそですよね。 お客さんがたくさん来る本番、大事な人、尊敬する人が見に来る舞台…。 あるいは就職活動での面接や、教育実習等の場面も、緊張すると思います。 解説 ワーク 「ふだんから緊張する」という方も多くいらっしゃるかも...
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脱力について

「アレクサンダー・テクニークの本には、意外に『脱力』ということは書かれていないんですね」と、生徒さんに言われました。「なぜなんでしょう?」と。 たしかにそのとおりで、アレクサンダー・テクニークでは「脱力しましょう」とは言わないんです。 結果として、力がうまく抜けることはよくあります。 でもそれはあくまで結果なのです。 「脱力が大事」と言われると、 「脱力しなくちゃ」と思い、そうす...
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首の自由さを思い出す

緊張しているとき、気づかずに首を固めているということがよくあります。 たとえば、手や指がうまく動かないというようなときも、首の緊張から来ていることがよくあります。首には頭と、体の末端をつなげている神経がたくさん通っているからです。 また精神面で緊張したときにも、首が硬くなっていたことに、あとから気づくことも多いのではないでしょうか。 逆に、首をゆるめることができると、いろいろなことが変わって...
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まわりの環境のなかで、自分が今ここにいるー水平と垂直ー「歩く」「話す」「声を出す」

【歩く】 「歩く」ときには、前に進みます。 足を片足づつ前へと送り出そうとします。 同時に、もう片足は、一歩一歩、地面に着地しています。 一歩一歩、足が地面に着地すると、地面から受けた刺激が、からだのなかの神経を伝わって、脊髄をとおって、頭まで届いています。 一歩一歩歩くたびに、垂直方向に刺激が伝わっているのです。 歩くとき、前に送り出すほうの片足を意識すると、 「歩くとは一歩一...
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本番に思いがけないことが起こったとき…

この動画を見てみてください。(0:40秒くらいから) アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団と、ピアニストのマリア・ジョアン・ピリスが、モーツァルトのコンチェルトを演奏している映像の一部です。(指揮者の後日の話が間に差し挿まれています)。 この映像は、ピアニストのマリア・ジョアン・ピリスが、コンサート(公開リハーサル?)に間違った曲を準備してきていたことに、オ...
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