スワイショウと、アレクサンダー・テクニークと、楽器演奏 (左右対称という固定観念)

気功で、スワイショウという、簡単な体操があります。 いくつかバリエーションがあるうちのひとつに、(腰幅より少し広いくらいの足幅で)立って、腕を体のまわりで回転させて、それと同時に体も回転して捻れる、というものがあります。 気功の先生をしている友人には、これを毎朝起きたらやることを勧められました。エネルギーの循環がよくなるそうです。みなさんにもお勧めです。 私はこの動きを、アレクサンダー・テクニ...
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ささやく”アー”(ウィスパード・アー)と、呼吸について

F.M.アレクサンダー(アレクサンダー・テクニークの創始者)が開発したプロシージャーに、ウィスパード・アー(whispered ahh / ささやく"アー")というのがあって、私のレッスンでもよくやります。 ごく簡単に紹介すると、 ・目でほほえんで、 ・上あごから下あごをぶら下げるように、口をひらく ・息を吐きながら、”アー”の音を、音を立てずに、ささやく というようなことです。 このとき...
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肩凝りをもつ人に、ありがちなこと。

肩凝りに悩む方がレッスンに来られて、帰る前に、「すごく楽です。それに肩が下がった気がします」と言われました。 そして、「あれ以来、肩を下げるようにしています。でもなかなか、あのときみたいに楽にはならないですね」 と、後日、言われます。 実はレッスンの結果、「肩が下がった」からといって、肩を下げたら駄目なのです。 その人の場合、なぜそれまで肩が上がっていたかというと、実は首が縮まっていたからで...
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荷物(だけ)のせいにしない。

 インターネット上で知人がこんなレントゲン写真を紹介してくれました。  これを見て、どんな風に感じますか?  「ひぇー、こんなに背骨が歪んでしまうんだ!」  「やっぱり片側に重い荷物をかけるのは、まずいんだろうな」 と、思われた方も多いでしょうか?  この写真のキャプションは、"This is what a heavy bag will do to your spine." 「これが重...
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アレクサンダー的、間接的なアプローチの一例:ヴァイオリニストのレッスンより

アレクサンダー・テクニーク・レッスンのメモより。 座る動きを丁寧に、意識的にやってから立ってヴァイオリンを弾く。 (座るときにも体を押し下げたり、縮めたりせず、逆に長く広くなりながら足が自由になって座る。) すると、いつもの、肩に力が入る構え方にならず、ヴァイオリンの音の響きもよくなる。 アレクサンダー・テクニークでは、気になることに対して、間接的なアプローチをすることが多い。 直接的に、肩の...
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