フラカヒコ

先日、ハワイのフラカヒコ(古い形のフラ)を観る機会がありました。
太鼓とチャント(声)だけの伴奏で踊る、自然の神様を讃えるフラでした。
フラカヒコは儀式であってお祈りなので、公演という形でやることはあまりないようなのですが、おかげで、観ることができてよかったです。

公演は、草木でつくったレイで祭壇をかざりつけ(その間、観客には背を向けている)、踊り手に、巻きスカートを巻き、草花のレイをひとつひとつつけるところからはじまり、
終わりも、レイをひとつひとつ取り外し、スカートも取り外し、ふだん着に戻るところまでやって終わりになりました。

メインの踊りのところももちろんよかったのですが、
はじまるまで、終わるまでも含めて一連の流れが、一瞬一瞬、全部、気がとおっている、というか、意識がとおっているのが伝わってきて、それがとてもよかったです。
それは人にきれいに見せるためではなく、そういうふうに大事にすること自体に意味があるから。。だと思います。

現代の生活のなかでも、できるだけそういうふうにしていけたらいいな、と思いました。

レイは生の草を使って彼女たちが前日に編んだようで、とてもきれいでした。係の人が、お礼にレイをかけてもらっていたので、休み時間に触らせてもらったら、手触りもすてきだし、とってもいいにおいでした。

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