今回のアレクサンダー・テクニーク・ワークショップは「天気がよかったら外に出て公園でワークする時間をもつ」というのが、「売り」(?)でした。
それなのに前日の天気予報は雨。
でも朝起きたら晴れてました。
11:00にワークショップがはじまって、最初は基本的なワーク、立っていること、歩くことなどからはじめ、人に触れて一緒に動くゲームなどをし、さあ外に出ようと、コートを着たら、雨が降り出してしまった!!
小雨なら決行しちゃおうかとも思ったが、ざあざあ降ってきます。しかたがないので、先にお昼を食べに行って、大人しく戻ることにします。
インドカレー屋さんでみんなでお昼を食べます。
食べ終わったら、なんと、朝以上に晴れて、上着が必要ないくらい、気温も暖かくなってます!
そのままみんなで公園に直行しました。
2人組みになって、ひとりが目をつぶって、もうひとりが案内してその場を探検するワーク、それから、「人間カメラ」のワークをしました。
私自身はワークはしないで、見ていました。
公園の真ん中は土のフィールドになっていて、子ども達がそこここで遊んでいます。そのまわりが土手のようになっていて、いろいろな木が生えていて、歩くと木の根っこがおもしろい形で生えています。鳥の声がそこここに聞こえます。
そしてワークショップの参加者さんたちが、2人づつ、あちこちに散らばって、歩いたり、木を触ったり、しているのが見えます。遠くにいる人は豆粒のように見えるし、姿が見えないペアもあります。
ときどき来る公園ですが、なんだかいつもと違った公園に見えます。
こんなにいろんなことが、ここの場所で同時に起こっているんだなあ。
なんだか幸せな感じがしてきました。
時間が過ぎて、みなさんを呼びに行ったら、楽しそうにいろいろ報告してくれます。
「全然違った場所のように感じた」
「感覚が研ぎ澄まされた」
「こんなふうに遊んだのは子どものとき以来だけど、子どものときと同じように楽しかった」
「パートナーの人とのコミュニケーションを、いつもと全然違うふうに楽しめた。デートのときにもやってみるといいかも?」
あー、私も、見てるだけでも楽しかったけど、やっぱり参加してみたかったな。
それからまた部屋に戻って、もう少しワークして、終わりになりました。
外でやるワークショップは、ずっと前からやりたいと思いながら、なかなかできなかったので、やれてよかったな。
参加者の人たちも楽しんでくださって、うれしかった。
——
今回やった、探索ワーク、や、人間カメラのワークは、厳密にはアレクサンダーのワークと言えるかわからない。
(まあ、厳密なアレクサンダーのワークというものがあるのかどうかもわからないが)。
でもそれをやる過程に、アレクサンダー・テクニークの原理をしのばせて紹介したつもりだ。
・inhibition(抑制), non-doing,
・目的意識的になりすぎない~過程/プロセスを大事にする
・反応のしかたの癖を知る, 習慣から離れてみる
・全体性 unity
・頭と脊椎のダイナミックな関係
・意図をもつことと、「やろうとしすぎない」こと
・「感覚」はあてにならない (←これについてもうちょっと言えばよかったな)
(ちょっと、”しのばせ”すぎて、わかりにくかった部分もあったかな?)