ボストン滞在記 2012.3.9~3.13

March 9, 2012

アレクサンダー・テクニーク・センター・ケンブリッジの教師養成コースにて。

きのうは長い一日だった。まず午前中が長かった。
先生のトミー・トンプソンは話し上手で話好きなので、また同時に生徒の話もじっくり聞くひとなので、話が長くなってワーク時間が少なめになることが、今まではよくあったのだけど、今回はそうはならない。生徒たちのモチベーション(実践、練習したいという)なのか、今がたまたまそういう次期なのか、休む時間含めてだけど4時間、無駄口(ではないんだけど) 叩かずにずっとワークしあってると、かなり、いっぱいいっぱいになる。
充実してました。

大きなセミナーで教える話好きのトミーしか知らない人から、トミーのクラスってたしかにおもしろいけど、ほんとに勉強になるの?と懐疑的に言われたこともあるけど、セミナーで話してひとを惹きつけて目立っているときより、学校で教えるときのトミーが真骨頂なんじゃないかなと思っている。

午後はバークレー音楽院とボストン音楽院の、音楽とダンス科でのアレクサンダー・テクニーク・クラス。ダンスクラスではアシスタントをしてきた。

英語で教えるなんてできないと思っていたけど、今日はアシスタントとしてだけど、英語で教えられた!
ボストン音楽院のダンスクラスにて。
アレクサンダー・テクニーク教師養成コースでも、今までは言葉に自信がなくて口数少なめなワークになりがちだったんだけど、今日はけっこう言葉で伝えられた。新しい情報とか見方だと喜んでくれて…。
この間英語の勉強なんて全然してなかったんだけどね~。
ちょっと嬉しいです。

March 10, 2012

きのう先生のひとり、デビが夕食に呼んでくれた。
ちょっと買い物してから帰るね、と寄った先はパンやさん。いろんな種類のパンがあり、町から離れてるのにとても繁盛してる。後でわかったけどkosher bakery ユダヤ教にのっとった作り方のパンとやさんだった。この前の水曜日はユダヤ教のお祝いの日だったそうで、それを祝うためとのこと。ほかの料理とともに、ヘブライ語でお祈りしてから食べた。

今、朝ご飯に、そのパンやさんで買ったベーグルを食べた。きのうのパンもおいしかったけど、ベーグルも、もっちり、ずっしり、そしてすごくおいしい!

しかし彼女がそんなふうに信心深い生活をしてるとは全然知らなかった!ご主人と結婚するとき司祭に、金曜日にはかならず一緒に過ごすように、と言われて、三十年間(ぐらい)それをずっと守っているそうだ。すごい!! だから一週間以上の旅行は、かならず一緒にするそうだ。日本にも来たいと言っていた。たのしみ!

March 13, 2012

オープンマイクに行ってきた。ボストンにて。
一人一曲。3月11日の翌日なので、そのことを少し話して、「ふるさと」を歌った。
歌、よかったとみんな言ってくれた。

以前は、緊張すると、一字一句がちゃんと歌えるかとか、ギターの音をミスしないかとかが、どうしても気になってしまっていたんだけど、アイボディ(Eyebody) の先生マティアスの、「ヴィジョンをまず思い浮かべて唄う。ヴィジョンがリードしてそれに言葉はついていくし、手もついてくるんだ」という教えを思い出して歌った。

山、川、かけがけのない…

細かいことは気にならなくなった。

歌の意味を何人かが後で聞いてきてくれた。簡単には答えたけど、もう少しちゃんと自分の気持ちが伝わるように話ができればもっとよかったなー。

今回に限ったことでないけど、私の課題。

でもオープンマイク楽しかった。

ふるさとのうた、11日の日に家で歌ったときに泣けて歌い続けられなかった。

きれいな川の水や、生き物たちと遊んだ山が、永遠に失われてしまったかも。もう帰れないかも、と頭をよぎって。

いや、いつまでも、そのまま、あってほしいのだ。傷を癒して再生してほしいのだ。

私も生まれ育ちは首都圏だけど、あの山々がなければ生きてはいけない……

ボストンでのアレクサンダー・テクニーク:カテゴリー一覧

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