石巻の伝統芸を東京駅に

みなさんこんばんは

こんな署名のお願いが流れてきたので、署名しました。

説明と署名はこちら 

東京駅の屋根瓦、東北のスレート使用の予定が外材に変更されそうとのこと。泥を落とせば使えるそう。署名本日締切(20日第二締切)。

(以下、ウェブサイトから転送)

谷根千工房の森まゆみです。

ご縁のある、頼りにする方達にでお送りしています。 きょう、石巻市(旧北上町)で多くの文化財の茅葺きをしてきた熊谷産業社長熊谷秋雄さんが東京へ来て立ち寄ってくださいました。私の長年の町つくり仲間です。石巻市は死者2492人、行方不明2770人(7日付)と大変な被害です。熊谷さんのところは従業員は北上川で茅刈りの最中でしたが、日頃の訓練を生かしてみな無事、家族もみな無事でした。しかし家も会社もすべて失いました。

ちょうど、熊谷産業では赤煉瓦の東京駅の修復のため、屋根瓦をていねいに外して、北上に運び、使えるのと使えないのを選別して、汚れを取り、結束して東京へ持っていく直前でした。この瓦のほとんどは戦後の修復の際の登米産の良質なものです。それが津波に洗われ泥だらけになりました。しかし調べたところ、2万枚は回収が不可能でしたが、4万5千枚は洗って塩気を取ればじゅうぶん使えると熊谷さんは言います。ところが残念なことに、JR東日本の設計部と施工会社(鹿島・清水)は工期が遅れないよう、スペインにスレートを発注すると言っているそうです。

そもそも東京駅は建築学会、建築家協会、「赤煉瓦を愛する市民の会」を始め、大正三年竣工した辰野金吾設計の建物を愛する人々によって、ひろく結集した力で保存が決まり、重要文化財にも指定されたものです。その運動に際しては登米や雄勝からも多くの署名や協力をいただきました。自分のところのスレートが東京駅に使われているというのが土地の誇りだったからです。今回,打撃を受けた当地の人たちはスペイン産のスレートに変わったとしたらどんなにがっかりなさるでしょう。反対にJRがそれでも泥のなかからよみがえった登米さんの瓦を洗って使ったらどんなに元気が出るでしょう。JRは全面広告で新幹線の復旧や東北復興に全力を注ぐといっています。高い広告料を払うより、べつのかたちで東北を支援してほしいものです。

熊谷さんは「スレート瓦を一枚に付き2000円とか、3000円とか寄付をいただき、一枚一枚に東北へのメッセージと名前を書いてもらう、それを東京駅の屋根に乗せ、集まったお金でぜひ、全壊した木村満さんの「雄勝天然スレート」の工場を再建することはできないだろうか」と相談に見えました。いまあるスレートで使えるものはとにかく使い、足りなければ雄勝のスレートを使うなり、スペインに発注するなりすればいいと思います。登米のスレートを載せた東京駅が東北復興のシンボルになる、大変素晴らしいプランだと思います。

なぜ心配かというと「雄勝天然スレート」が復興できないと、これから日本の文化財洋館は国産のスレートで葺けなくなります。登米の方は掘り尽くして天然スレートの岩盤が露出して取れるのは木村さんのところだけです。

署名はこちら 

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3 thoughts on “石巻の伝統芸を東京駅に

  1. はじめまして。
    突然のご連絡、失礼かと存じましたがブログを拝見していてもたってもいられず書いています。
    実は私たちの会社では木村さんの『雄勝天然スレート㈱』から商品を仕入れています。
    震災後、全く連絡が取れない状態になりましたが避難所リストより木村さんの安否は確認ができました。
    木村さんがお困りのことなどあれば支援したいと思っておりましたが、連絡方法が分からず・・・・。
    そこに、もしかしたらWEBで何か見つかるかもと思い検索したところこちらがHITしました。
    図々しいお願いですが木村さんともしご連絡が取れる方がいらっしゃいましたらご紹介していただけないでしょうか?

  2. 佐々 幾子さま
    ご連絡をありがとうございます。
    木村さんたち、ご無事でよかったです。
    しかし、すみません、私は、木村さんと直接面識はないのです。
    でも、今、熊谷産業のサイトをみたら、
    http://www.kayabukiyane.com/
    「本社連絡先が下記の通常連絡先に戻りました。
    ご不便をおかけしておりますが今後とも宜しくお願い申し上げます。」
    と書いてあったので、今なら、会社にご連絡したら連絡がとれるのでは?
    上記のサイトのしたのほうに、電話番号が載っていますよ。

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