ハーブととれたての魚のディナー

なかなか日記が書けませんでした。みなさんお元気でしょうか?
私はきのう、無事、仕事納めになりました。

ちょっとさかのぼった日記です。
クリスマスには、今年は20年ぶりぐらいに、母の行っている教会に行ってきました。蝋燭をひとりひとり渡されて、それを灯して賛美歌を歌って、お話を聞きました。年配の信者の方が多く、聖歌隊も、年配の方を中心に、白い衣装を着て歌ってくださったのがきれいでした。
牧師先生が「小さい灯火を守る」ことについてのお話をしてくださり、終わったら、子どもたちを中心に、蝋燭を持って通りを回って歌う「キャロリング」、そして帰ってきて、おでんとおしるこをいただきました。

次の日は、真鶴に一泊旅行に行ってきました。真鶴には海と森があって、お気に入りの宿があるのです。去年にひきつづき、クリスマスの時に行くのは2度目です。

その宿は、駅からタクシーで急坂を登っていって、少しさびれた、大きいラブホテルを越えたところにあって、ちょっと「だいじょうぶかな?」と思うのですが、到着すると、ハーブと野菜でいっぱいのきれいな畑があって、そのなかに小さな建物があるのです。

チェックインすると、お風呂に案内されるのですが、お風呂にも生のハーブがいっぱいと、ゆずが一つ浮かんでいて、とても、やわらかい、いい香りです。入ったら芯からあったまることができました。

少し休んだら夕食です。夕食は、海が見渡せるダイニングで、自家製ハーブと、地元の魚を中心にしたコース料理です。食前酒に自家製かりんリキュールを頼みました。
お酒を飲むのはひさしぶりなのだけど、すごくおいしくておかわりをしてしまいました。

じゃがいものグラタン、いさきといわしと野菜いっぱいのマリネ、かますのソテー白菜よせ、パスタ、自家製ゆずアイスクリーム。。。
どれも、ハーブが絶妙に入っていて、繊細に工夫されたやさしい味付けです。

「いちばんおいしい魚は、いわしなんですよね」と、シェフは言っていました。でも、いわしはだんだん取れなくなってきているそうです。
いさきも新鮮で、とてもおいしかったです。

実はその日まで2週間ほどお腹の調子が悪くて、食べられるか心配だったのですが、おいしくお腹いっぱい食べてしまいました。
最後にはハーブティーを出してくれるのですが、ハーブティーの種類のなかで、「お腹にやさしいのはどれですか?」と聞いたら、「そうですねー。じゃあお腹ブレンドを作りましょう!」と、メニューにないブレンドを作ってくださいました。ハイビスカスやバラが入って、ミント系のものはお腹にはあまりよくないそうなので入れず、そんな感じのブレンドです。私はバラ系のお茶はちょっと苦手だったのですが、このブレンドはとてもやさしい味でした。

お腹いっぱいですぐ寝てしまったのですが、起きたら、お腹のもたれもなく、かえって調子が戻ってきた感じです。
朝ごはんも、手作りスコーンや野菜のスープなど、ごちそうでしたが、またおいしく食べました。

うーん、丹精をこめて作られた手作りのハーブや野菜の力はすごい!

ここの宿のすごいのは、宿主がほとんど一人ですべてのことをやっているところです。お料理、お風呂の準備、畑、それから見えないところだけど部屋の掃除などもあるし。。
食事のサーブと畑は、宿主のお母様であるおばあさんが、やってくださいました。

宿主はいつも小走りで忙しく働いているのですが、ふしぎとあわただしい雰囲気はなく、お客の私たちはゆったりと落ち着いていられるのです。仕事がほんとに楽しくてやっているんだろうなあという思います。
そして、こんなサービスを考えるとお値段もすごくリーズナブルなのです。

宿泊客は、2組までしか受け付けないそうで、この日は私たちしかいない、貸切状態でした。

http://www.hillside-house.com/

翌日は、スコーンをお弁当にして、真鶴の森と海を散歩しました。午前中は、まだ朝露で落ち葉の落ちた土の道はしっとりとしていて気持ちよく、いろんな鳥の声が聞こえます。真鶴の森は、「魚付きの森」と言って、そこに森があることによって、魚がよく来る、という役割があるそうです。小さい半島で、森の木々のすきまから海が見えるのです。

海に出たら、小さいバケツを持って長靴を履いて、海苔をとってる人たちがたくさんいました。

とてもリフレッシュした二日間でした。
そして、その日以来、お腹もすっかり治ってしまいました。

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